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チャンスは一度 - 2010年12月27日(月) 「両思い=奇跡」 僕は常々そう思っています。 男女が最初からビビッと(by松田聖子)両思い状態になるなどということは、フツーないと思います。 やはり、なんらかのウヨキョクセツがあって、男女はカップルとなる。 そういうものだと思うのです。 男Aと女Bが出会う。ひかれあう。 この程度だったら、もちろんあります。 それこそ、テレビの生放送番組の最中だってありえる。 (実際、そんなケースを目撃したこともあります。) しかしですね。それは一瞬のスパークのようなもので、その後ふたりが付き合い始めるかどうかとなると、きわめて確率は低い。 少なくとも出会い以後の再遭遇のチャンスが何回かないと、駄目なのです。 さらにいえば、最初の遭遇のチャンスを、「次回」につなげられるかどうかが、最大のポイントなのです。 最初のチャンスは誰にでもそこそこめぐってくる。 でも「次回」というチャンスを作れない者は意外と多く、泣く結果に終わりがちなのです。 僕にも非常に苦い経験があります。 あるスクールに通っていたのですが、通い始めて数ヵ月後、半年に1回のペースでやっている「発表会」に参加して、ふだんは顔を合わせることのない他の生徒とも知り合えるチャンスがありました。 そこで、すごく魅力的な女性と知り合ったのです。 見た目でいうと、昔テレビにもよく出演していた美人フルーティスト、山形由美さんにクリソツでした。 しかも席が隣りという幸運にめぐりあわせました。 しばらく世間話や趣味の話に花が咲いて、なんとなく「にわかカップル」風になった僕とその女性でしたが。 そこであせって、電話番号を聞いたりはしませんでした。 とりあえずわかったのは、名前だけ。 でも、僕は安心していたのです。 「スクールに通っているということは、半年後の発表会にもまた出てくるだろうから、本格的にアプローチするのは、それからでいいじゃないか。 いまここで、あせって連絡先を聞いたりしたら、みんなの好奇の目にさらされてしまう。ここは我慢、我慢。」 そうして、勝負を半年後と定めたのです。 しかし、その判断はまったくの誤りでした。 半年後の発表会には、彼女は登場せず。 あとで聞いたところでは、まもなくスクールをやめてしまったとのことでした。 がっかりです。 その山形さん似の女性が、僕に関心をもったかどうかはさだかでありません。 が、少なくとも僕は興味をもった。 あとはアプローチするしかないでしょ。 が、そこからどう駒をすすめるかを半年間ずっと考えてきたのに、チャンスはまったくの水の泡。 チャンスは基本的に一度きり。 それをその場でモノに出来る者だけが、勝利の女神の祝福を受けられるのです。 「チャンスは一度」 どこかで聞いたことのあるようなフレーズですが、まさに至言だと思います。 この言葉の意味するところは、「チャンスは一度きりしか来ない」という額面通りの意味よりもむしろ、「チャンスは人生に何回かはあるだろうが、そのチャンスを生かすことが出来ない限り、何度きても同じだ」というちょっとひねった意味のような気がするのです。僕にとっては。 ...
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