| 2005年03月05日(土) |
HUSKING BEE 「 LAST TOUR FINAL 1日目 」 @ZEPP TOKYO |
「 HUSKING BEE 〜 LAST TOUR 〜 」
とうとう来てしまったハスキンのラストLIVE。 大阪・名古屋・東京で2日間づつ組まれたラストツアーで、私は 東京の2日間に行くことに。 まずは某プレイガイドでの先行 抽選予約で最終日をGET。 それから悩んだ末、東京の1日目を ネットオークションでGET。 更には名古屋の2日目が金曜日 だったので、月末だったが「行けるかもしれない」と思い、売り切れ 前にプレイガイドでGET。 最後、名古屋の1日目がなんと ゲスト「NOT REBOUND」と分かって、どうにも行きたかった が、「毎日終電まで働いても絶対に忙しいであろう2月の月末週の 平日」ということで、泣く泣くあきらめざるを得なかった。 これはほんとにほんとに行きたかったなぁ・・・。 後々思いもかけずスカパーで見れたので(しかもノットリも3曲)、 少しは悔しい思いも治まったけど。 更に名古屋の2日目は、やっぱりの猛列な仕事の忙しさで 行くことが出来ず、結局チケットを無駄にしてしまった・・・。 お金ももちろんもったいなかったが、他に行きたかった人にも 申し訳ない。 でも当日ギリギリまで「行けるかも」と思い がんばってたので、譲ることは出来なかった。 そしてそんな悔しい思いが募って迎えた東京LIVE。 しかし体は連日の残業でぐったり。 終電までの残業が3ヶ月 近く続いてたからな・・・。 でもそれだけではないと思われる、 会場に向かうまでの体の重さ。 LIVEに行くのにこんなに 辛かったのは初めて。 「解散LIVEを見たくない」という 思いももちろんだけど、仕事でもいろいろあり、なんだか 個人的にいろいろ複雑な気分だった。 会場についたらグッズをとりあえずパッとだけ見て、フロアーへ。 前方はTシャツKIDSがいっぱい。 思ってたより暗い雰囲気 は無く。 自分は「前だけど一番テッキンさん側の端」の 鉄柵のところをキープし、開演を待つ。 ステージにはやはり垂れ幕のひとつすら無い。 最後の最後 まで、「HUSKING BEE」の4人の演奏だけで魅せる ステージだ。
いつものSEが流れた! 大歓声が湧き起こった! バラバラとステージに出て来て、それぞれ楽器をセッティング。 軽くギターをつまびいて、「行くぞ!」とイッソンさんが。 1曲目は「#4」!! イントロでもうoiコール! 自分の中の暗いものが一瞬に吹き飛んだ。 「摩訶不思議テーゼ」「A SMALL POTATO’S MIND」 「D.W.S.」・・・次々と名曲が演奏される前半。 大好きなどんどんさんメインVo.の曲「DAWN AND GONE」は イントロがいつもとちょっと違った。 シャウトもやはり いつも以上。 この曲で感動出来るのも、これが最後かラスト2。 そう自分に言い聞かせながら聞いた。 MCでは、まずテッキンさんが「オールバックにしてみました(笑)」と。 そして「“ゆっくり”楽しんでいって下さい」と言うと、イッソン さんが「ゆっくりやらねぇよ」と返し、会場から「おおっ!」と どよめきが。 でもテッキンさんは言い含めるように 「ゆっくり・・・ゆっくり、ゆっくり」。 なので私も自分に そう言い聞かせた。 「ゆっくり、ゆっくり」 後から後悔 しないように、ゆっくりこのLIVEを味わわなければ。 また、会場では「解散なんて嘘だと言えーっ!!」と何度も 叫ぶ男の子が。 イッソンさんは「嘘じゃないんだよ」と返事 してくれたが、その子は「バカヤローッ」と叫び返す。 そしたらぽそっと「もっと言って(笑)」と(笑) この微笑ましいやりとりに会場からも笑いが起こった。 テッキンさんは「まあいろいろとあるんですよ」と言っていたっけ。 でもイッソンさんのエラに、「そこ何が入ってるの?」「夢(笑)」 というやりとりをしたり、いつもの楽しいMCも。 中盤は名曲「8.6」から始まり、「Only way」「GIVE A SHIT」 など初期の曲中心に。 どんどんさんとイッソンさんの コーラスがすばらしい「NEW HORIZON」も。 そして私がハスキンで一番好きな曲「SUN MYSELF」!! 実はこの曲は翌日のラストLIVEでは演奏されなかったので、 ほんとにこの日も行ってよかった。 更にはいつもと同じようにアコギコーナーも。 「オーバーラップ ワルツ」と「バランス予報」。 ガラガラ声になりつつある イッソンさんがちょっと苦しそう。 MCでは、テッキンさんが「頭振ったら、髪の毛が抜けた!」 「びっくりしたー。 さみしいっ!」とかマイペースなことを(笑) でも途中、ダイバーの1人がステージに昇って、慌ててスタッフが 駆け寄る緊迫の場面も。 さすがに今日はこういうのは 許されない。 ちょっとドキドキした。 「ラストLIVEは どうぞ無事に最後まで行われてくれ!」と思った。 後半は、アコギコーナーから引き続きのしっとりゾーンから。 やっぱり「欠けボタンの浜」はいい曲だなぁ。 なんていい曲 なんだ! イッソンさんのハーモニカの音が、広いZEPPに きれいに響き渡った。 「QUESTION」は、演奏が始まりかけてすぐに1回イッソンさんが 「ちょっと待って!」と止めて、「なんだろ? なんだろ? えーと。 “QUESTION”」とタイトルコール。 これはなんだったんだろう? 最後のMCでは、テッキンさんが「今更なんですが、ダイブした時に 前のセキュリティーの人の言うことを出来るだけ聞いて下さいね。 じゃないと・・・中止になっちゃうよ」とやんわりと注意をしてくれた。 そして会場大盛り上がりの「新利の風」「the steady−state theory」で、本編終了。 自分はこの2曲を聴いて、 去年の夏のFESを思い出した。 四国ではのんびりと、ひたちなか では大暴れしながら聴いた曲。 楽しかったなぁ。 みんな笑顔での本編終了だった。
1回目のアンコールは、「just a beginning」からしっとりと 始まり、代表作「THE SUN AND THE MOON」も! イッソンさんは、喉がかなり枯れてしまって、「明日どうしようかな?」 とちょっと困っていた。 あと、「なんて話そうかなーて思ったりするんですけど・・・。 うまく 言葉がまとまりません。 ・・・ので、これからもそれを音にします。」と。 そして最後に「この曲は別れの歌ではないですけど、ちょっと 聴いてって下さい」と語ってくれてから、「ありがとう! “YOU CAME BACK”!」とタイトルコール。 イッソンさんの苦しそうな♪GOOD−BYE♪という叫びが 会場中に響いて響いて。 たまらなかった。 演奏が終わり退場する4人には、「ありがとーう!!」という 歓声がいっぱい降り注いでいた。
これで終わりかと思いきや、もう1回アンコール。 まずはイッソンさんが1人で、「明日どうなっても知らないから!(笑)」 って言いながら、喉を心配しながら歌ってくれた。 アコギで「OUR WINGS」と「カナリヤ」。 ♪Thank you for giving me wings♪と歌う イッソンさん。 この曲はほんと心が温まる。 大好き。 そして「カナリヤ」は、もうほんとに喉がガラガラで。 それでも一生懸命歌ってくれている。 みんな真剣に 聴き入っていた。 そしてどんどんさんが出て来て2人で「ロバの口真似」を。 喉が苦しそうなイッソンさんを、コーラスでカヴァーする どんどんさん。 息もぴったりだった。 最後にテッキンさんとレオナさんも出て来て、まずは1人づつ メッセージをくれた。 テッキンさんは「おのおのまたBANDをやって、いい風に みなさんの前にまた立てたらいいなと思います。 これからも よろしくお願いします」と前向きなひとこと。 途中からメンバーになったどんどんさんは、「この5年で 10年分ぐらい、いろんなことを学びました」と。 レオナさんは、立ち上がっただけで歓声が湧いて(笑)。 そして「ほんと幸せでした」と。 最後の最後は「ANCHOR」「WALK」 「WALK」をやる前は、「ほんとは明日のためにとっておいた んだよ(笑)」って。 大拍手が湧き起こったが、「でもここに 書いてあるけどね(笑)」って。 なんだよー(笑) でもみんな、最初から大合唱の「WALK」で。 そう、今日ここにいて、でも明日は見れない人もいっぱい いるんだろう。 今日のための「WALK」。 今日だけ 聴ける「WALK」。 明日とは違う「WALK」 自分も体にしみこませるようにして聴いた。 そして明日を覚悟した。 演奏が終わると、大歓声と大拍手の中、SEが流れる中で 4人が前列の人と順々に握手をしてくれていた。
私は早目に外に出て、りんかい線に乗って帰宅。 行く時はあんなに重かった体が、帰りにはかなり軽くなって いた。 ハスキン、ありがとう。 そして「いよいよ明日だ」と思いながら眠りについた。
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