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揺りかご

みりあ

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2002年03月26日(火)
終焉。


真と夜中までずっと話してた。
最初は他愛のない話から。

やっぱり楽しい。けど。

私はつい真と翔を比べた発言ばかりしてしまう。
酷い女だ。

ずっと拒んでいたのに、結局私は真に体をまた許してしまった。
これで3回目。
真には今までの女性経験はかなり多いみたい。
昨日別れた彼女を先週の土曜日に会ったときに抱いたと聞いた。
でも不思議と私に嫉妬する気持ちは湧かなかった。
私は独占欲が強くて嫉妬深いのに。

真のことは好きなんよ。でもなんか恋愛とはちょっと違う「好き」な気がする。

だって嫉妬とか独占欲みたいな負の感情が全く湧いてこないから。


私は真にキスをしていた。

・・・恋愛感情がなくてこんなことができるのかよ

何だか辛そうな言い方になってきた。
今になってからのあくまでも推測。
「会えればいい」と思っていた真だけど、
私を抱くことで余計に私が翔に抱かれていることへの嫉妬が強くなったのかな?
もちろん体だけの話じゃなく、他のことでも。
私が真と翔を比べることで余計にその気持ちは強くなっていたのかも。
そう思う。
そして。

もう距離置こう

みりあちゃんが俺を彼氏にする気がない状態で俺はもう会いたくない

でもそのかわり俺と付き合ってくれる気になったらいつでも連絡して欲しい


いつか来ると思っていたことだけど、こんなにいきなりだとは。
正直私はものすごく動揺していた。
でも、表には出せなかった。

友達で・・・ってのはダメなんだよね?

そんなん俺が馬鹿なだけじゃん

・・・わかった。

こう言われた瞬間にこんなに惜しくなるもんなんだね。
ずるい、ずるすぎる。

頑張っても、どうにもならんこともあるんやなぁ

ぽつりとつぶやいた真の言葉が忘れられなかった。

別れる間際に最後の長いキスを交わした。

俺はいつまでも待ってる。

そう言って真は去った。

真との関係は本当にAll or Nothingみたい。
このままでは恐らく二度と会うことはないだろう。
私が翔と別れて真を選ぶという道をたどらない限り。

私は携帯の真のメモリを消した。
受信メールも消した。送信メールも消した。
消してる途中で気付いた。
凄い数。
真はこんなに私に付き合ってくれてたんだ。
短い間だったけど、あんなに私を正面から見据えて愛してくれてたのに。
あんなに一緒にいて幸せだと言ってくれていたのに。
私は中途半端な態度で真も翔も傷つけてしまった。

でも、途中からは真のことを私も好きだった。
翔と別れる気は全くなかった私は、「恋愛」としての「好き」の感情を隠していた。
そして、ついに一度も真に正直な気持ちを言うことができなかった。
今でも、きっと言うことはできない。

私は翔の手を離したくない。
真と一緒にいる私を想像できない。
だけど、だけど。
真の気持ちに応えたかった。
もう少し早く出会いたかった。

最後に、一通メールを打った。
短い文。

本当にごめんね。今までありがとう。

程なくして返事が来た。

別にええよ。さよなら

返事は素っ気無さ過ぎるほど短かった。
真がどういうつもりで返事を打ったのかはわからない。
本当にもう私に対する興味を失ったからなのか
本当はもっと言いたいことがあったけど書けなかったのか。
でも
その短いメールを見て私はさらに悲しくなった。

ごめん、本当にごめん・・・

携帯の画面に向かってそうつぶやくしかなかった。

翔に対しての罪
真に対しての罪
私はこれからこの二つの罪を背負って生きることに甘んじなくてはならない。

誰にも言えない、真自身にすら言えない真への想いも背負うことになるのかもしれない。
もしかしたら想い出にできるのかもしれない。
でも、今はまだわからない。

ただ、今言えることは
私は翔も真も好き。
だけど、私は翔を選んだのだから、もう真を求めてはいけない。
嬉しそうに今日あったことをメッセや電話で話してくる翔をいとおしいと思いながら、もう会うことはできない真を思うことになっている今。

このままもう少しもがいて、苦しんでやろうと思う。
苦しみ抜いて、私が成長できるのかもしれないから。





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