この内容は18日の続きです。 --------------------------------------------------------------------
ヘルメット抱えてやって来た真は凄く寒そうだったから、 二人で熱い紅茶を飲みながら一緒にテレビ見てた。
いろんな話をした。
他愛の無い話 翔のこと 真の彼女のこと 真の過去の話
私は翔と会えなくて寂しいとつぶやいた。
ちょっとくらいなら他の人に甘えてもいいんじゃない?
ずっと前向いて走って疲れたらちょっと後ろにもたれ掛かればええやん
俺がいるからさ
優しい言葉だった。
私は真に対して「恋人としては見ることはできない」と言っていたのに。 こんなにも都合よく呼び付けているだけなのに。 こんなにも私は翔のことを真よりも優先しているのに。
私は真に抱きしめられていた。 抵抗する気もなかった。 とても心地よかったから。
そうして、私が真に抱かれるまでにそうは時間はかからなかった。
ものすごく迷った。 何度も話をはぐらかした。 けれど。 私は真の優しさの中に堕ちて行った。
・・・違う、違うよ。 この人は翔じゃない!
そう叫ぶ私がいる中で、私は真の胸に身を預けていた。
・・・これっきりにしてな。
私がそう言った瞬間、真は一瞬凍り付いていたのが私にもわかった。 真の切なそうな表情が私を刺す。
暫くして、私達は寝てしまっていた。
目を覚ました私と真はベッドの中でずっとしゃべっていた。 本当に、他愛も無い話。 そうして。
あ〜、俺今めっちゃ幸せや・・・。
さっき凄い辛そうだったやん
確かにさっきはこれっきりって聞いて辛かったけど、今ここでこうしてることが幸せやねん
今を大切にできん奴が未来を大切にできるわけないやろ?
私と真は何度も何度もキスをした。 ただ、正直な話翔とのキスのほうが気持ちいい(爆)。 さすがにこの状況下で翔と比べるのは酷な話。 内緒にしておきました(笑)。
俺こんなにキスするの好きやったかなぁ?
今までの彼女とはあんまりせえへんかったん?
そうかもなぁ。あぁぁぁ〜〜何でみりあちゃんには彼氏がおるねん!!!
真は何度も「何でや」と切なそうに声を漏らしながら私をきつく抱きしめた。 私は真の気持ちには応えられない。 でも私は真の優しさに甘えてしまった。
今、ここでだけ私は貴方の彼女になるよ
・・・そう言うことで精一杯だった。
朝が来て、真は仕事に行くために私の家を出た。 ドアを開けた瞬間に眩しい朝日が目をくらませる。
朝帰りやね〜、悪い奴や!笑
ほんまやなぁ〜。
は〜、これでほんまに最後なんかなぁ・・・。
あのさ、俺は絶対に軽い気持ちでみりあちゃんを抱いてへんからな。
それだけは信じて欲しいねん。
うん。わかってるよ。
そんな会話を交わして、真は行ってしまった。 この日から、私は翔に対して絶対に言えない秘密と罪を背負うことになった。
翔への懺悔と真の気持ちが私の心を突き刺す。
私は、どうすればよかったんだろう・・・?BBS設置しました。よかったらカキコしていってくださいね。
毎回長文にお付き合いくださってありがとうございます。 っていうかホントに長いですよね。。。爆 こんな内容でもよかったら感想教えてくれるとありがたいです。
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