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2003年04月30日(水) 改革の末端で。

小泉内閣の行政改革。

これは「痛みを伴った改革」と叫ばれて久しいわけですが、

そんな「痛み」の話を1つ。


この改革の中の1つに「国公立大学の独立行政法人化」があります。

今、わたしの友人がある国立大学の博士課程におりまして、勉学にいそしんで

いるわけなんですが、この友人、博士課程終了後は、一般企業に就職すること


せず、助手としてその研究室に残り、自らの研究をより深めようとしていました。


しかし、この独立行政法人化によって、その友人の所属している研究室が

研究室ごとなくなってしまうのだそうです。


めちゃめちゃかわいそうです。

自らが望んだ研究も出来ず、一般企業に就職しなければならなくなり、

そんな事は微塵も考えていなかったために就職活動でも大きく出遅れる。

彼の人生は大きく狂わされてしまったのです。

この「改革」によって。



政府よ忘れるな。

痛み痛みといいながら、その内実は痛みを他者(弱者)に押し付ける。

そんな「改革」の被害者が、ここにもいることを。


たまには本気で社会派になってみました。



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