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2002年12月29日(日) |
1,000万円の魅力。 |
「M−1グランプリ2002」を見ました。
結果は「ますだおかだ」が優勝ということで幕を閉じました。
松竹芸能所属ながら優勝した、ということで、この番組の審査員の芸に対する
評価はそれほど不当なものではないということが証明されたと思います。
元々3代目GAHAHAキングを取ったり、今年は「上方漫才大賞」を受賞
したりと、その実力の高さは折り紙つきでしたし、去年の第1回における
わたしの中の優勝候補筆頭だったので、今回の優勝はまあ妥当なところでは
あります。
で、今回の番組に対する不満(提案)なのですが、敗者復活は必要なかったの
ではないかと思います。
これを入れたために、番組が押しまくり、審査員のコメントも参加者の感想
などもほとんどないまま進んでしまいました。
さらに最後の優勝者コメントもないに等しかった。
結局、復活したスピードワゴンは9組中7位だったわけだし、そのチャンスを
与える必要性を全く感じなかったのです。
もし次回もこの方法を取るならば、放送時間を延長しなければならないと思い
ます。
まあ敗者復活なんてやらないのが賢明だと思いますけどね。
あと、テツandトモ。
わたしはこのコンビはとても好きなのですが、決勝で松本人志も言っていた
ように、この2人はジャンルとしては漫才とは言いがたい。
実は参加規定の中に参加規程があって
「とにかくおもしろい漫才」
と明記されています。
とらえ方の違いなのかもしれませんが、彼らの取捨選択は難しいところだと
思います。
少なくともわたしは「資格なし」としたいと思います。
あと彼らに対する立川談志のコメントが面白かった(興味深かった)ですね。
「お前らは、ここに出てくるようなやつらじゃないよ」
文字通りの意味にも取れますし、「資格はない」と言っているわけではない
ので、「こんなところに出てこなくてもやっていける」という後押しにも
聞こえます。
実際「これはほめてんだよ」という意味の発言を談志がしていたことからも
明らかです。
さて、来年(あるのかどうかわからないが)彼らがどうするか楽しみです。
まあそういった意味でも、今回ますだおかだという正統派の漫才が優勝して
くれて、とてもうれしく思います。
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