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2002年10月17日(木) Thank you , forever.

わが愛するヤクルトスワローズの黄金期を支えた戦士の1人、池山隆寛選手が

今日、神宮球場での今季最終戦をもって引退ということになりました。

本来であれば、仕事なんぞそっちのけで見に行くべきところなのですが、残念

ながら行くことができなくて、とても悔しかったです。

今日は3番・ショートでスタメン出場。

3打席目まではヒットなく、迎えた8回裏の第4打席、1−1の同点の場面、

2アウトランナーなしで登場。

見事に2ベースヒットを放ちます。痛む足を引きずりながら2塁へ。

残念ながら後続が倒れて得点ならず。

そして試合は同点のまま延長戦に突入。

10回表に1点を取られて迎えた10回裏。

1アウトから飯田がセーフティーバントを試み、気迫のヘッドスライディング

で内野安打。稲葉が送って2アウト2塁。

この、一打同点、ホームランなら逆転サヨナラという場面で池山登場。

現役最終打席がこんな場面で回ってくるというのが、やはりスターの宿命か。

マウンド上には広島の抑えのエース、長谷川。

初球、ストレートをフルスイング。空振り。

2球目、またもストレート、そしてまたもフルスイング。

空振りで2ナッシング。

3球目、これも真っ向勝負のストレート。

そして池山も渾身のフルスイング。

しかし空振り三振。

素晴らしいと思います。

この気持ちのいい勝負。

そして三振の後の、池山のなんともいえない笑顔と一礼。

これまで戦い続けてきたものにしかわからない、すべての思いを出し切ったと
いう気持ちが伝わってきました。


そして試合後の挨拶で、


「必ず、皆さんの前に戻ってきます」


この言葉、決して忘れません。


来年は解説者の道を歩むということですが、いつか、必ず、わたしたちの前に

ユニフォーム姿で現れてくれると信じています。

スワローズ一筋19年、本当にお疲れ様でした。


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