lucky seventh
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2015年02月01日(日) 紅の薔薇姫

「こんばんわ。お姫さま。」


麗しい人は そう言って微笑んだ。












薔薇姫と 
 百合の君












少女は艶然と笑う。
大輪の薔薇のように華やかなその様は
見るものを引き寄せる 滴る美貌。
少女は 薔薇
美しい 赤い薔薇
薔薇の姫君。

しかしその気性は 苛烈 烈火とも言える。

そう、薔薇は美しいだけでない。
その見事な棘は、触れるだけで 傷つけ、
むやみに近づけば その茨に触れると分かっていても
手を伸ばさずには いられない。




「弱いものはいらないわ。」





ナナナ

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