lucky seventh
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2011年09月29日(木) mato tokyo

東京ってところは人を狂わせる何かがあるんだ。

少女はわらった。

ほら?
お前もそう思うだろ?












魔都*東京***
 フライ ガールの章










長い長い夏休みだったなー。

少女はホームに降り立ちため息を吐いた。
重い荷物を地面につけ、一息ついたら気合を入れる。

よし、家まであと一息だ!

乗り継ぎのため、ごろごろ引っ張るスーツケースは時折地面の点字に引っかかりとまるのがわずらわしい。
勢い余って買い過ぎたお土産袋はやけにかさばるし、風にアオワレて帽子が飛びそうだ。
そして、何よりじりじりと照らす 太陽。

あつい…。

暦の上ではもう秋だというのに、まだまだ終わるもんかとばかりに灼熱の太陽が主張する。


夏なんて大嫌いだー。












おかしいおかしいおかしい
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで


息が できない。

呼吸の仕方を忘れたように
魚のようにあえぐ あえぐ


染まってく。



何かにせかされるように
なにかに飲み込まれるように

染められていく


ナナナ

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