lucky seventh
DiaryINDEXpastwill


2009年12月10日(木) つくよみの さや。



「のう、化け物たちが騒いでおるぞ」

少女は赤い口をつり上げ 嗤う。













つくよみの さや。












「ここは一般生徒は立ち入り禁止だ」

見目麗しい、少年少女が 黒髪の少女を囲う。
けれど、少女はその視線も無視し にんまりと遠い彼方を見るだけ。

「聞こえなかったのかい?ここは一般生徒は立ち入り禁止と言ってるんだ」

「血のにおいがする」










月読 剣に封じられた大いなる災厄。
   天神、ひいては姫神 かぐやに恨みを持つ。
   その昔、月の一族を滅ぼそうとした。

かぐや姫 月の一族、天神の姫神であり女神。
     その涙は血の涙と言われ、彼女が泣くと天神がざわめきだす。

天神 月の一族であり一族の俗称。
   女神のために存在する。女神のために何でもする

さや 月読をその身に封じる一族の少女の俗称。
   その名の通り、月読の「鞘」である。
   少女は「鞘」に選ばれた時点で本来の名から俗称に切り替わる。
   新月の夜は月読が出てきやすく、また歴代の「鞘」の中で月読に中から喰われたものもいる。


ナナナ

My追加