耳鳴りおやじの日記
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2006年10月17日(火) 大学院の悲劇

...忙しかった...研究室のセミナーはやはり楽しい...

...セミナーと言えば昨日、教育に関するセミナーがあった...

...大学院重点化の話が出て、なるほどと思った...

...研究型(を自負している)大学は大学院重点化に踏み切った...これからは優秀な学生を学部から育てていこうと教員は期待を持ったが...

”あれ、優秀な学生が大学院に来てくれない”という期待はずれ...

...入るのは私立の連中ばかり...人数は増えるし、質は低下するわで研究型大学の焦りが生じる...

...優秀な大学生は東大、京大に流れる...しかし、彼らはそこで大きな障害にぶつかる...東大、京大の先生は優秀だが、何も教えてくれない、世話してくれない...

...”なぜ、研究を教えてくれないのですか?”と聞いても、研究とは自分でするものだ、嫌なら辞めよ...という感じ...

...東大、京大なら捨てても捨てても学生は来る...その時、初めて母校に育てられた有り難みを知るが後の祭りとなる...あとは過酷な運命が待っているわけだ...

...大学院重点化は結果的に東大、京大への集中を促しただけ...日本の研究はむしろ活性を失う結果となる...

...まあ、そんなところではないですか...だいたい、優秀な事と研究ができることとは違うと思うけど...まあ、いいか...


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