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■突撃オモニの韓ゴハン。
2018年05月16日(水)
前回の日記の続き。

池袋のラウンドワンを出た後、ビクトリアで息子・タク(中一)のテニス用品を買う。

タクは生意気にもテニス部に入ったのである。初心者なのでアドバイスしてくれる店員さんはいないかと探したところ、パッと見「寝起きの本田圭佑」みたいな店員さんが来た。

ポヤーンとした雰囲気ながらとつとつと親切に説明してくれ、ラケットとシューズ、あとバッグなどを買った。以前はサッカーをやっていたけど1年ほどで辞めてしまったタク。ある程度先が見えてしまうと醒めてしまう傾向がある。今回もすぐ辞めなきゃいいけど。

次は娘・R(中三)の希望で新大久保へ。新大久保から大久保にかけての界隈は、実は嫁や子供達には内緒でちょこちょこ来ている。

ネパール系のお店が多いのでダルバート(ネパールの定食)を食べたり、カレーの名店が多いのでお気に入りの店(魯珈)でカレーを食べたり、新大久保駅から大久保通りを挟んで北側のイスラム横丁でビリヤニを食べたりしている。非常に国際色豊かなのだ。ついでに夜になると現われる立ちんぼも国際色豊かである。こちらはまだ食べたことがない。

話を戻す。韓国のアイドルグループ「Twice」が大好きなRのお目当てはもちろんコリアンタウンだ。韓国料理を食べ、Twiceグッズを買い漁りたいという。今日は子どもの日なので子供が正義。まずはRが行きたい韓国料理の店に向かう。

メインストリートの大久保通りはものすごい人通りで目的地まで辿り着くことがまじで大変であった。歩いているのはRのような韓国女性アイドル好きの若い女の子と、男性アイドル好きのオバサンがほぼ半々、といった感じである。いろいろな韓国料理店が軒を連ねているが、もう午後3時を過ぎているというのに至るところで順番待ちの列が出来ていた。


僕らが目指したのは「でりかおんどる」という店。有名店なのでここも何人も人が並んでいて、

「うわ…これじゃ昼飯どころか晩飯になってしまう」

ラウンドワンで遊び過ぎたのを後悔しつつ、嫁達を並ばせておいて僕は他のめぼしい店を探してみた。もっと早く入れそうな店があったので「移動しようぜ」と嫁に電話したところ

「もう席についてるよ」

とのことでズコー。なら言えよ!

気を取り直してオーダーした料理はRの希望でチーズタッカルビ、サムギョプサル、サムゲタン、プルコギ丼。周りの人達もだいたいチーズタッカルビとサムギョプサルは頼んでいた。始めはもっと頼もうかと思っていたが思ったより量がありお腹がパンパンになってしまった。

でりかおんどる
チーズタッカルビ。思ったより辛いがチーズのまろやかさが合わさって美味しい。タッ(鶏)のカルビだピーヒャラピーヒャラ。なんちて。

でりかおんどる
サムギョプサル。これ自体はけっこう脂っこいが、サンチュを巻いてサムジャンをつけて食べると非常にアッサリ感じられて食べやすく、どんどんなくなっていってしまう。

「パパー、サンチュもっと食べたい。おかわり頼んでよ」

「分かってるよ!」

見てる暇があったら食べろ、話を聞いてる暇があったら食べろ、見ざる聞かざるサムギョプサル。なんちて。

でりかおんどる
サムゲタン。最後に運ばれてきたが願わくば一番最初に食べたかった。だってチーズタッカルビもサムギョプサルも味濃いんだもん。

アッサリかつ深みのあるとても優しい味。オモニの味といったところか。丸々入った鶏をほぐし、お粥を掬う手が止まらない。ずっとサムゲのターン。なんちて。

ウチはタクが肉より魚派なので、滅多に焼肉屋などの肉がメインのお店には行かない。Rはその逆で肉が大好きなので、普段我慢させてしまっていることを気の毒に思っていた。寿司屋などではあまり食べられるネタがなく、かわいそうなぐらい小食になってしまう。

しかし今日は違っていた。モリモリ食う。タクがおなかいっぱいでギブアップしてまだまだガンガン食う。

「こんなハングリーなR始めて見たよ」

思わず驚いて言ってしまったら

「これが本当のわたしの姿なのだ!」

肉食系女子Rの活躍によりほぼ残すことなくごちそうサマンサしかし。Rのテンションはますます高く、韓流百貨店という韓国の芸能人グッズがたくさん売っている店に突入。

「うわああああ!モモがー!ダヒョンがー!」

目をギンギラギンに輝かせ、さまざまなTwiceグッズを手に取っていた。嫁もなんだか楽しそう。女の買い物とおしゃべりとトイレは男より長い。これは定説である(僕はトイレも長いが)。取り残された僕とタク。僕はエキサイトなRを見ているのが面白いのでいいが、タクがとっとと飽きた。

「まだなの?帰りたいよ」

姉に文句を言う弟。

「じゃパパと帰って」

姉は父に丸投げした。

というわけで僕とタクの男闘呼組は先に帰ることにした。タクだって前半はボウリングにメダルゲームにテニス用品買いと、Rを付き合わせたのでお互い様である。

いずれにせよ子どもの日、ふたりが興味あるものに触れて楽しめたようでよかった。そして僕は食いすぎで腹が張って歩くのが辛い。

冒頭に書いたように大久保では本当に食べてばかりだ。ダルバート、カレー、ビリヤニ、そして今回の韓国料理。いつも腹一杯。どうりで太るわけである。

デーブ大久保。なんちて。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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