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■静かな防犯の森の影から。
2012年02月09日(木)
子供のセキュリティ。

僕が子供の頃の、何十年前であり更に栃木の田舎という環境においても小学校の頃は集団での登下校が原則であった。ひとりきりの登下校はなかったと思う。

それでもその原則は登下校の時だけで、家に帰ってからの買い食いや遊びはひとりで動いていた記憶もあるけれども、今暮らしているのは栃木ではなく花の都東京である。僕が子供の頃の基準をそのまま娘・R(8才)や息子・タク(6才)に当てはめることは出来ない。

田舎だったらその子供に声をかける大人というのはだいたいツラが割れているし、それ以外の人間だったら「アンタ誰」ということになるし、それを監視している大人の目もある。実際そのタイミングで見ているかどうかに関わらず「周囲の大人が見ているぞ」というプレッシャーがある。

しかし東京ではそういうご近所意識もないし、栃木よりも何十倍も人口密度が高いので必然的に変質者とのエンカウント率も高いはずであり、その証拠に練馬区が発進している「安心安全メール」にて

「男が、下半身を露出し、卑猥な言葉を発しているところを、下校途中の女子児童らが遭遇したという情報がありました」

などというファンキーな変質者出現情報がしょっちゅう送られてくる。Rは小学校2年生だけれども学年1ちっちゃくておっとり屋だし、タクもまだ幼稚園児だし、まだまだひとりで行動させるには危険過ぎると考える今日この頃である。

そんなセキュリティ意識を日々植え付けていたお陰か、子供達にもある程度警戒心が植え付けられたらしい。

ある日、嫁が買い物に行っていて、帰って来た時にピンポーンとチャイムを鳴らすと

「誰ですか!」

タクが玄関のドア越しに誰何する。セキュリティ意識が高まっている。

「ママデース」

嫁がドアの向こうから答えるとタクは

「もんだいです。パパの名前はなんでしょう」

高まったセキュリティ意識から問題を出した。仮にパパ、すなわち僕の名前をヨシキとしよう。普通なら嫁は「ヨシキ」と答えるはずである。しかし嫁は僕の本名ではなくふざけて

「ヨシオでーす」

と答えたために

「ぶっぶー!ドアは開けませーん!」

息子にダメ出しを食らってしまい、開けてもらえなくなってしまった。

「開けてよー!」

嫁は叫ぶが、冗談でも言っていいことと悪いことがあるだろーが!

そんなわけで

「よくやったタク。開けんな」

僕はタクのセキュリティ意識の高さを褒め、嫁のシャレの趣味の悪さを貶しつつ1日は過ぎていくのであった。

「開けてよー!」

と嫁が叫ぶので、夜になったらお股を開いてくれれば開けてやるのもやぶさかでない、と考える僕。

開けゴマならぬ、開け妻。なんつって。

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