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■麺類は皆友達。
2005年12月12日(月)
近所のラーメン屋で昼飯を食うことになった。

歩いて2分のその店は、最近開店した新しい店で、美味いとの評判が
既に出ていたのだけれども、開店早々店主が怪我をしてしまい、

「足の肉離れのためにしばらく閉店します。ごめんなさい」

みたいな貼り紙がされていて、肉離れで客離れしなければいいがと
他人事ながら心配していたのであった。そしてようやく最近営業を
再開したようなので行ってみることにしたのである。

僕は娘・R(2才)の手を引いて、嫁は息子・タク(2ヶ月)を抱いて
店内に入ると、まだ若い店主がきびきびと働いている。

「もう足は大丈夫なんですか?」

「ええ、まだ痛むんですけどねえ」

とのことであったが、待ち侘びたラーメンはとても美味かった。
もともと麺類超好きのRも、

「らーめん、おいしいねえ」

かなりの量をバクバクと食べていた。

僕らの他にいた客はすぐ近くの高校から学校帰りに立ち寄った
高校生が殆どで、それを見た嫁が

「私なんて学校帰りの買い食いなんて50円コロッケとかだった
 けどなあ。ここのラーメンだって結構するし、最近の高校生は
 お金持ってるんだなあ」

などと羨ましがっていた。

「そうか?僕もたまにラーメン屋寄ってたよ。毎日ってわけじゃ
 ないし…」

と僕が言うのだが

「そうかなあ…いいなあ…贅沢だなあ」

いまいち納得せず、恨めしい目で高校生達を見ていたのであった。
嫁の高校時の懐具合はちびまる子ちゃん並の貧しさだったので
あろうか。

ちなみにその近くの高校は、毎年何十人も東大に送り込んでいる
スーパーエリート高校なので、

「羨ましいなら、彼らが社会に出て手が届かないステイタスに
 就く前に今のうちに殴っとくとか。ははは…」

などとデンジャラスな冗談を言ったら

「ははは…」

嫁は乾いた笑い声を上げていた。

ラーメン屋で切り捨て御麺。


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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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