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■うしろのR太郎。
2005年11月26日(土)
ちゃぶ台で一家揃って夕食を食べる我が家は正統派の日本家庭
である。しかしそれは僕が休日の時のみ可能。

サザエさん一家のように毎晩家族が全員揃って夕飯を食べられる
家庭が一体どれくらいあるのか疑問だが、磯野家と照らし合わせて
みると、僕のポジションは一家の長であるからして波平になるの
だろうか。

いや、僕はそんなに老けてもないし禿げてもない。せめてマスオ
あたりで手を打っていただきたいところである。いつも嫁に夜の
交尾を断られ、ひとりマスタベをするマスタベのマスオさん。
なんて僕にぴったりなんだ。

風俗行こうと街まで 出掛けたら
財布を忘れて ひとりでマスオさん

さて、夕飯である。僕はがばがばと速攻で飯を平らげ上げ、娘・
R(2才)は一生懸命箸を使ってちまちまと食べ、嫁は息子・タク
(1ヶ月)に授乳をしながら食べていた。

授乳が終わるとゲップをさせなければならない。嫁が背中をトン
トンと叩いている時のタクの顔は、目を白黒させていてとても
可愛い。

「タクー!可愛いね可愛いね可愛いね!」

デジカメを向けて熱烈投稿写真撮影を行なった。

photo
あっ。うしろのRがものすごいガンを飛ばしているではないか。
嫉妬している!自分以外の者が可愛いと言われることに激しく
妬いている!2才児にしてこのジェラシーの表情。女は怖い。

「かあいい!」

Rが叫んだ。アタイが一番可愛いんだからね!と言わんばかり。
僕は2才児のプライドを保つべくフォローに回る。

「はいはい、Rも可愛いねえ」

「かあいい!Rちゃんかあいい!、ぴーす!」

自分で自分を可愛いと主張し、アタイにも写真を撮れとピース
サインを僕に向けた。はいはい、じゃあ撮りますよ、とカメラを
向けると

photo

Rはニッコリ笑ってようやく満足したようであった。

「私はRの前ではタク可愛い、なんて言わないよ。嫉妬するからね」

と嫁は言う。成る程。幼児であるとはいえ女である。僕は女心の
奥ヒダ慕情を分かっていなかった。だからもてないのか。

子供がふたりいるのだから、どちらかに偏った接し方をすれば嫉妬
させてしまう、ということは当然分かっていたはずであったが、
もっと気をつけて接しなければならないと痛感した。

これを嫉妬りケアといいます。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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