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■逆噴射家族。
2005年11月23日(水)
小さな子供がいると、笑顔が可愛いとか振る舞いがお茶目とか
癒されるとかで和やかなイメージが多い反面、吐いたり漏らし
たりちびったりとか、逆噴射系の尾篭なトラブルも避けられない
ものである。

今日はそういった汚い話になるので、弱い方は読むことをお勧め
しない。

娘・R(2才)と息子・タク(生後1ヶ月)を風呂に入れていた時の
こと。Rは最近鼻水が出ているので、水っ洟を垂らしながら風呂の
おもちゃで遊び、僕はタクを仰向けにして湯舟に浸からせていた。
タクは打ち上げられたエチゼンクラゲの如く、ゆらりゆらりと気持
良さそうにたゆたい、リラックスしまくってますと言わんばかりに

「ぼこぼこぼこ」

大きな音を奏でながら数多の屁バブルを生み出していた。

「我が子が奏でるセレナーデ。すなわちオナラーデ」

僕もタクに追随し、屁協奏曲でもおっぱじめようかとしたその時、
悲劇は起こった。タクが生み出した泡の後に、黄色い固体がぷか
ぽかと浮いて来たのである。たちまち湯舟はジャワカレーを投げ
込んだ鍋の如く黄色に染まり

「よ、嫁ー!」

パニックになった僕はたまらず嫁を呼んだ。

「どうしたの?」

「うん、ちがでたの」

というギャグをかましたかったがそんな余裕はなく、まずタクを
嫁に預けた。それからこの汚染状況を分かっておらず、洟を垂ら
したままぼーっとしているRを湯舟から脱出させた。

体にはタクの「実」が付着してるわ、Rの洟もぬぐわなければなら
ないわで

「我が子等と ハナも実もある 三十路哉」

と即興で最低低の低の歌を詠みながら体と風呂場全体を洗い直し
たのである。赤ん坊が漏らしてしまう話など、別に珍しくもない
ことであるが、いざ我が身に降りかかって来たとなると、大いに
取り乱してしまった。

タクには産まれてすぐに尿もかけられた。Rの時はそういったこと
が全くなかったので初体験だったのである。男の子の方がワイルドな
排泄なのだろうか…。タクのお陰で僕は黄金プレイも聖水プレイも
経験済みとなってしまった。

時間をかけてじっくり洗い直し、ようやく風呂場から出た時、タク
のみは体の内面も外面もサッパリした趣きで、ニンマリと満足そうな
笑みを浮かべていた。

「ほ糞笑む」ってやつなのだろう…。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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