logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■踊るアホウに酔うアホウ。潰れて記憶が飛ぶアホウ。
2005年08月01日(月)
高尾の嫁実家にいた土日。隣駅の西八王子というところで
阿波踊り大会が開催されたので行ってきた。

阿波踊りは有名な高円寺のそれと比べてとても小さいが、
しかし去年と同じく嫁の叔父の家に集まって、駅前まで
歩いて見に行った。

阿波踊りダンサーズが街中を踊りながら練り歩くと、娘・R
(もうすぐ2才)も真似して手をヒラヒラとさせて踊っていた。

「Rが踊った!見て!」

まるでクララが立った時のハイジのような驚きをする嫁に
苦笑いしながらも、去年来た時はまだRは歩けなかったん
だよなあ…としみじみ感動する僕であった。

去年と変わらぬイベント。しかし見る側は少しずつ変わる。
Rはひとりで踊ってるし嫁のお腹には新たな命が宿っている。
また来年見る時はRも嫁も、そして新たな子も変わっている
だろう。おそらく僕も…。

そんな感慨に耽りながら再び嫁叔父の家に戻って宴。しかし
嫁叔父だけは変わっていなかった。このお人は僕にとにかく
酒を飲ませるのである。

ジョッキを持たされたら最後、わんこそば食ってるんじゃないん
だからと言いたくなる程ビールを注ぎまくるのである。最初の
数杯はスイスイと飲めるからまだよいが、ビールの空き缶が
ゴロゴロと床に転がってる頃になっても注ぐペースを落とさない。

「かじりん君、ほれ」

「いえ、まだジョッキにほとんど残ってますので…」

「空・け・て」

「ヒイイイ!」

「かじりん君、コレ冷えてるから」

「いえ、でもついさっき…」

「飲・ん・で」

「ヒイイイ!」

いつもニッコリ笑って注いで来るが、有無を言わさぬ威厳がある。
このお人はきっとニコニコ殺人団に違いない。このようなやりとりが
何回続いただろうか。僕の記憶は飛んだ。気付いたら嫁実家の布団で
寝ていた。目覚めると既に空が薄明るかった。

頭の中にうんこが詰まったかのような鈍痛と嘔吐感。そして自分
でも分かる自分の酒臭さ。横でRが僕にしがみ付くように寝ていた。
いつもは嫁にべったりなのに。酔っ払いにまとわり付くとは蚊の
ような娘である。

Rをそっと引き離して思い出そうとしたが、どうやって嫁叔父の家
から帰り、どうやって寝たかまるで思い出せない。

ふとデジカメを見ると、嫁の祖母の寝顔写真とかありえないもの
撮ってるし。何をやっていたというのだ僕は!酔っ払って何かやら
かしちゃったのではないか、とゲロと共に不安が湧き上がって来て
トイレに駆け込んだ。しかしみんな嫁叔父のせいである。

だーれのせいでもありゃしない。みんなオヤジが悪いのさ。

阿波踊りの後は、ビールの泡溺れが待っていた夜であった。
日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑


エンピツ投票。こっちもヨロシク。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=81711&pg=20050801
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加