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■踊り踊るなら、ちょいと妄想音頭、よいよい。
2005年07月25日(月)
嫁の強い希望で近所の盆踊り大会に出掛けた。

彼女はこういう地味なイベントが好きである。
しかし近所の地区のイベントとはいえ、公園の中には
熱気むんむんであり、浴衣や甚平姿の女子中学生が
わんさかおり、ロリっ子にはオススメの穴場であった。

去年、隣に住んでいたジェームス君(エゲレス人)一家と
出かけた時に、彼が見つけた

「盆マスター」

なる人物は今年も健在であった。一心不乱にものすごい
カクカクとした動きで汗だくになって踊るおじさん。

「あ、今年も浴衣が汗でビッショリだよ」

僕と嫁は盆マスターの姿を確認して夏の到来を確認する
のであった。

嫁は盆踊りそのものより屋台のジャンクフードが大好きで、
焼きそばを買い、バナナチョコを買い、挙句の果てには
フランクフルトまで買うので

「そんなに欲しけりゃ僕の極太フランクを食わせてやるよ」

と何のひねりもないジョークをゴートークしたところ

「絶対言うと思ったよ」

吐き捨てるように嫁に言い返された。しかし嫁が楽しみに
していたフランクフルトであったが

「あ!あ!」

目敏く見つけた娘・R(もうすぐ2才)がよこせとばかりに
手を差し出したので与えてみると、ほとんど一本食い尽く
してしまった。

「あー…私のフランクフルトが…」

Rのその貪る姿を見て、こういう食べ物にがっつくところは
血は争えぬものよと思ったのであった。

それにしてもRはもうあんな太いものでも咥えられるように
なったのか…ということは僕の…

はっ。神よ。今とてつもなく邪悪な妄想を抱いてしまった
ことを許したまえ。ちょっと盆踊りの輪の中に入って頭を
覚まして来ますゆえ。

盆踊りが煩悩踊りになってしまった。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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