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■蒸気きかん坊。
2005年07月05日(火)
日曜日、一家で買い物をした帰りに昼飯を
どこかで食おうということになった。

「あそこの回転寿司はどうだ?」

「お寿司食べるなら、回転してないところがいいなあ」

しかし嫁がなかなかうるさい。

「じゃあそこの中華は?」

「中華は来週お母さんと行くじゃない」

嫁がかなりうるさい。早くしないと娘・R(1才半)が
腹を空かせ過ぎてぐずってしまうではないか。

「じゃあどこで…」

「あ、そうだ、そこに子供のプレイルームがある
 焼肉屋があるのよ」

「準備中って書いてあるけど」

「あれ、いやーん」

いやーんじゃねえだろばかーん。

その後喫茶店・ラーメン屋・天ぷら屋・イタリアンなどを
回ってみたが全て満席で、危うく一家全員ランチ難民になり
餓死するところだったが、ようやく一軒の定食屋に辿り着いた。

ここは「じゅうじゅう焼き」という定食がウリである。
鉄板に細かく刻んだ肉やキャベツやもやしなどをぶちまけて
ジュージュー焼く料理である。そのため蒸気がもうもうと
立ち込めながら運ばれてくる。

僕がそれを頼んだことで思わぬハプニングが起きた。
じゅうじゅう焼きの蒸気がモロにRにかかってしまったのだ。

「ひ…ひえええええん!ぎゃああああん!」

生まれて初めて蒸気に当てられたRは大パニック。僕が慌てて
じゅうじゅう焼きの皿を移動させても、何故か空気の流れの
イタズラでどうしてもRの顔面を直撃してしまう。

「ああああ、ごめんねごめんね」

Rは必死に嫁の胸に顔をうずめて隠れており、ようやく蒸気が
治まったところで平静を取り戻した。

しかし困ったことに、蒸気がRの心に恐怖心を植えつけて
しまったらしく、他の客が頼んだじゅうじゅう焼きが
運ばれるたびに泣き叫び、僕はその都度Rを抱き上げて

「怖くないよ、怖くないよ」

とあやさなければならなかったのであった。蒸気がRのトラウマに
なってしまった。今後は僕も注意しなければならない。

え、何故かって?

僕は年中発蒸気でございます。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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