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■子守りー・ゴー・ラウンド。
2005年05月31日(火)
嫁と娘・R(1才半)とで「としまえん」に行った。

ディズニーランドなんぞとは比較にならない程
鄙びているが、寂しくならない程度の人の入りと、
世界最古の木造メリーゴーラウンドがのどかに回る、
このゆるゆるとした時間の流れが心地良い。いわば
ディスティニーランド。

電動のクラシックカーが嫁とRを乗せてゴトゴトと走る。
僕は写真を撮って、のどかなひとときを楽しんでいた。

ところがその反対側で、車に乗ってガンガン追突したりする

photo

ゴーカート(正式名称は何というのだろう?)において、
このまったりな雰囲気をぶち破る熱い闘いが繰り広げられてい、
思わず見入ってしまった。

乗客のガイジンさんが、何を思ったか初っ端から車を逆走
させようとして操作不能になり、立ち往生してしまったため、
後続の車達がガンガンオカマを掘り、大クラッシュとなって
しまっていたのである。

「ずいす、かー、いず、わんうぇい!わんうぇい、おんりー!」

係員が怪しい英語で注意をするものの、立ち往生ガイジンは

「アイ・キャント・ムーブ!アイ・キャント・ムゥウウウウブ!」

と叫ぶだけでその慌てようといったら、13日の金曜日などの
恐怖映画において、開始15分ぐらいで最初にパニックを起こして
家から飛び出し、速攻でジェイソンに屠られる頭の悪い男のような
ありさま。それをよしゃあいいのに他の乗客達(日本人)が

「わんうぇい!わんうぇい!わんうぇい!」

ワンウェイコールでからかうワンウェイジェネレーションと化し、

「ファックユウ!ファックユウウウ!」

ガイジンさんは涙目顔で出て行ってしまった。可哀想なような
可笑しいような。

「ふあああん!ふあああん!」

一方で聞きなれた泣き声が聞こえて来ると思ったら、嫁が
泣いているRを抱きながら戻って来た。

「クラシックカーから降りたら泣き出しちゃって。
 もっと乗っていたかったみたい」

「はは、じゃあ今度はお父さんといいものに乗ろうか」

僕はRを古ぼけた白馬の木像が並ぶメリーゴーラウンドに
誘った。まだRを白馬にまたがらせるのは危険なので、
僕と一緒に馬車に座らせた。やがて馬車は動き出し、
装飾のライトと白馬と馬車と外の景色がぐるぐると
混ざり合い、再びのどかな夢心地に酔いしれた。

今はこうして父と肩を並べて座っているRも、いずれ
白馬にまたがった王子様とやらが連れ去る日が来る…。

ファックユウ!ファックユウウウ!(涙目)
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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