朝、会社に行く前にパソコンをチェックしていると
袖をクイクイと引かれる。これは娘・R(1才半)が
横に立って
「わたしにもやらせて」
というサインであり、それを受け入れないと
「ひーん!ひーん!ひーん!」
1才児ながら「涙は女の武器」をいかんなく発揮し、
僕の弱いところをクリティカルに突いて来るので、
Rを膝の上に乗せパソコンをいじるがままにするのである。
Rはキーボードとマウスを無茶苦茶にいじり倒し、それがわりと
高確率で何らかの設定のショートカットキーが作動するので、
Rが飽きた頃にはとんでもない設定になっているのが常だ。
僕はあまりショートカットの必要性を感じないので、その
ほとんどを知らない。僕の人生で関わりがありそうなのは
テクノカットとパイプカットと給料カットぐらいである。
それに加え、この年になるとショートカットの利便性より
いちいち覚えるかったるさのほうが重い。なのでRが無茶苦茶に
した設定を戻すにはいちいちショートカットを調べたりして
「ほう…Alt+ひらがな、でかな変換とローマ字変換の
切り替えができるのか…」
などと負うた子ならぬ膝に乗せた子に教わる思いを地で
行っている毎日である。しかし今日新たな謎が発生した。
いつの間にかデスクトップの壁紙が変わっていたのである。
Rが設定変更したことで間違いはあるまい…しかもR自身の
画像!しかし、ひとつかふたつのキー、またはマウス操作で
出来るものなのだろうか?僕はそんなショートカットは知らない。
それともRは既に高度なパソコン技術を習得し始めているの
だろうか?こうなるともううかうかしていられない。早急に
何らかのR除け対策をしなければなるまい。
でないと、その内Rにわいせつな動画を探り当てられて
「ウッフーン、ウッフーン、イヤーン!」
というみだらな嬌声が爆音として轟き、
「あなた、何やってんのおおおお!」
嫁の怒りも天まで突き抜けるという修羅場もありうる。
そうなったらショートカットの習得などでは済まされない。
ストマックカット(切腹)である。
↑日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要です。↑