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■カフェ・ド・鬼嫁。
2005年01月27日(木)
夜、仕事から帰ってきて嫁に「ただいま」と言い、
奥の部屋でモソモソと着替える。

嫁はネットをしていて僕の顔を一瞥だけして
「おかえり」と言い、またネットの世界に戻る。

昨日もそうだった。昨晩との嫁との会話は

「ただいま」「うん」と「メシ」「はい」

たったこれのみ。これでは僕が毎晩狙っている
夫婦の営みどころか人間の営みすら希薄な状態だ。

これが色褪せた夫婦生活なのだろうかね…と
ため息をついていたら嫁が

「これ、飲まない?」

ぬう、と飲みかけの缶コーヒーを差し出してきた。

「なんだ、くれるのか?」

「うん。濃すぎて眠れなくなっちゃいそうだから」

などと嫁が言うので

「ウフフ…眠れないなら僕がいくらでも気持ちいい
 夜にしてあげるよ」

待ってましたとばかりに僕は嫁を営みに誘う。

「いや、それはいいです」

「夜は長い…。この缶コーヒーは深煎りブレンド。
 コーヒー、深煎り。僕、深入れ」

「いや、いいですったら!とにかくコーヒーだけは
 あげます!」

僕がいくらロマンティックな口説き文句をもってしても
相変わらずまぐわいレスな嫁。うちの嫁は鉄で出来ているのか?

嫁からもらったコーヒーをズズズと飲み干して、
また欲求不満と戦わなければならない夜だった。

コーヒーをトンと机に置いて、その隣にライターを
添えてみた。あとこれにヤッターマンがあれば完璧なのだが…。

ヤッターマン→photo

問い:僕は何をしようとしているか。

答え:今、僕の望むことを表していた。

やったーまん こーひー らい…。


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