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■わたしのわたしの娘は〜左利き!…じゃなかった。
2004年12月17日(金)
娘・R(1才)がボールを投げていた。

「たぅー」

舌っ足らずな気合と共にポイッと投げては拾い、また放る。

「Rは投げられるようになったよね」

その様子を見守る僕と嫁。

これまではRにボールを与えても、手に取ってシゲシゲと眺めたりして
投げて遊びたい素振りを見せるのだが、「投げの動作」をまだ体が
覚えてないのでボールを掌からポロリンと落とすのみであったのだ。

「右利きみたいだね」

「あ、そういえば」

嫁に言われて気付いたのだが、確かにRは右腕でボールを
投げている。ボールを掴む時は両手だが投げるのは右だ。

Rはつむじがふたつあったり眉毛が太かったり便秘気味だったり、
どうでもいいことに限って僕に似ている。つまらないことばかり
遺伝させやがって、と自分の精子を恨んでいるのだが利き腕は
似なかったらしい。

僕は左利きなのだ。

ま、利き腕は遺伝ではないと思うけれども、これはこれで
良かったと思う。

僕は字を書くことと箸を持つことだけではあるが、親に強制的に
右利きに直させられたし、自動改札は通りづらいし、あまり
いいことはない。

左利きマイノリティの辛さを味わうのは僕だけよい。
Rに恨まれずにも済む。

わーたし忍苦のサウスポー♪


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