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■モウコハンより青い芝。
2004年09月13日(月)
嫁と娘・R(1才)を連れて新宿御苑に行った。

御苑に入る門は2つあり、どちらから入ろうかと
迷ったが、駅から降りたところから近い大木戸門を選んだ。

その前に昼飯を食おう、ということにしていたのだが
大木戸門付近にはハンバーガー屋ぐらいしか見つからず、
やむを得ずそこで買ってボソボソと食った。

さて新宿御苑には、僕らのように

「せっかくの休日だから家に居たくない。でも
 遠出もしたくないし体も動かしたくない」

というダルダルなカップルや家族連れにはもってこいで、
庭園にはゴザを敷き、あられもなく絡み合って爆睡している、
ぱっと見ドザエモンのようなカップルで溢れていた。

その中で僕は、嫁がシャボン玉を持って来ていたので
童心にかえってやってみようと思った。おそらく20年ぶり
ぐらいだろうか。なんだかうまく泡が作れず

「ヘタクソ!」

嫁に罵られてしまった。Rを喜ばせてやろうと思ったのに、と
ふてくされていたら目の前をシオカラトンボが飛んでいた。
僕は名誉挽回とばかりに、これまた20年ぶりぐらいにトンボを
捕まえようと思ったのだが、なんだか捕らえることが出来ず

「シオカラトンボになめられてるのよ。ヘタクソ!」

またしても嫁に罵られてしまった。嫁のほうが塩辛い。

そんなことをしているうちに閉園時間が来てしまったので
出ることにした。入った時の大木戸門ではなく、新宿に近い
新宿門から出てみたら…

「何よ!こっちには食べるお店がいっぱいあるじゃないの!
 ラーメン屋もファミレスも定食屋も…あー損したわ!
 ハンバーガーじゃ食べた気しないのよ!」

嫁はもの凄い悔しがりようを僕にぶつけ地団太を踏んでいた。
なんだよう、僕が悪いんじゃないよう。

別にいいじゃないか。人生なんてそんなもんだ。
とりあえずで済ませてしまった後にとんでもなく
素晴らしいものがやってくる。しかしその「とりあえず」も
まんざら悪いものではない。僕はハンバーガー美味かったし。

僕の人生だってな、お前を嫁に選ぶことを決意したその直後に
生涯出会った中でダントツの美少女Rちゃんが現れたが…

って、危ない考えになってしまった。

嫁の人生もそうなのかな。僕にとりあえず決めた後に
今をときめくヨン様のような男に出会ってたりして。
しばらくの間、僕は名前を

ペ・かじりんとすることにする。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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