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■嫁を落とすにゃ言葉は要らぬ。甘いお菓子があればよい。
2004年08月30日(月)
「やらせれ」

「やだよ」

単刀挿入、もとい単刀直入の僕と嫁のやりとり。
「そもさん」「せっぱ」並みの直球禅問答。

結婚前から数えると10年以上ツガイになっていると、
もう遠まわしな甘い言葉や色っぽいムードとかは
必要ない。こちとら長い間おあずけを食らっているので
重心が下半身に移動するばかりで切実なのだ。

いや、必要ないと思っているのは僕だけであって、
はしょったりするから嫁に拒絶されるだけのこと
かもしれないが、それはひとまず1回目的を達した後で
ゆっくり考えることにする。

一方で娘・R(1才)が深夜だというのに「あきゃきゃ」と
起き出してしまった。一旦起きてしまうと寝かし付けるのが
一苦労である。やはり育児が大変な今、嫁は嫁で色気も
クソもなく、ただ眠気と疲労があるのみなのが現状なのだが…。

「はあ…チョコレートかなんか食べたいなあ」

やはり疲れが溜まっているのか、嫁はじゃれるRの相手しながら
溜め息を漏らした。そういえば僕も食べたい。僕も疲れているか、
キットカットとかチロルチョコとか、そういうものを体が欲する。

「じゃあコンビニ行ってチョコ買って来るか」

ちょっくらチャリでひと走りして来ようと考えたところ

「ホント?行ってくれるの?じゃあチョコ買って来たら
 今夜はOKよ」

嫁は大喜びでガバアと大開脚のポーズを取った。
おお。開かずの天の岩戸がこうもあっさりと。

「でもお前…いくら何でも安すぎだろうが」

一応Rの目もあるので嫁をたしなめると、

「んー。じゃあシュークリームとチーズケーキも」

嫁は少し考えて追加注文をした。それでもカツ丼一杯で
やらせてくれるという上野の浮浪者婆さんより格安だが…。

僕は深夜、コンビニに走った。致したいがためにゴム製品を求めて
コンビニに駆け込んだことはあるが、致したいがために甘いものを
求めて行くのは人生初めての経験であった。

甘い家族計画。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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