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■シシ・キャバブー。ハイ・チャン・バブー。
2004年06月01日(火)
近所にトルコ料理の店が出来たので行ってみた。
勿論嫁と娘・R(9ヶ月)も一緒に。
水タバコが吸えると聞き興味を覚え、颯爽とトルコ行進曲を
口ずさみながら出かけたのである。

虹の〜都、光の〜港、シネマの天地〜。

そりゃ蒲田行進曲だ。

さてその店はビルの地下にあった。下に降りる階段を覗いてみると
なんだか真っ暗である。でも「OPEN」という看板は出ている。
川口浩探検隊の趣で階段を下っていくと店の扉があり、
開けてみたらやっぱり真っ暗であり…。怪しい。

中から全身が油でヌルヌルのカラクジャク(トルコのレスリング)の
レスラーが襲って来たりしたらやだなあ…引き返すのなら今のうち、
と思った途端、店の中からガタガタガタと物凄い音が響き、
店長らしき中東系おじさんが飛び出てきた。

「ヘラッシェー!」

さては今まで寝てたな。大丈夫かこの店。

…と危惧したのも束の間、よく見ると店の中はきれいだし
出てきた料理は美味かった。

photo
どどーん。手前がシシ・キャバブー。奥が鳥の煮込みとピクルス。
飲みものは石榴ジュースとトルコビール。

店長はRを見て指をぱっちいんと鳴らし

「ンー、アカチャン、カワイイネ」

Rのためにジュースをサービスしてくれたり、更に
トルコのお菓子、トルコの紅茶…次から次へとサービスの嵐。
トルコのオジサマって素敵。
Rはしばらくオリエンタルな佇まいの店を物珍しげに見ていたが、
そのうちぐずり出してしまってどうしようかと危ぶまれたが、
やがてすやすやと寝てしまった。

うむ。いい子だ。トルコは育つ。

そのお陰で食後、お待ちかねの水タバコをぷっかーと
ゆっくりとくゆらすことが出来た。ビールのアルコールも
手伝いホロホロと体がリラックスしてくる。
なかなかけだるくて良い。いい店だ。

いい店なんだけども…食事に30分、水タバコをぷかぷかして40分。
1時間以上もいたというのにその間、20席ほどある客席には
僕ら以外誰もいなかった…。願わくば潰れませんように。

トルコ飯。
トルコビール。
トルコ菓子。
トルコお茶。
トルコ水タバコ。

トルコを満喫して家に帰ったが、Rも目覚めたことだし
締めくくりをしたいどころである。締めはやっぱり…

トルコ風呂じゃあー!

「Rちゃん、お父ちゃんと一緒に入ろう!」

「ぎゃわあああああん!」

…号泣された。冗談だよう。
君も僕も娘なのだからおやじ臭いギャグにも
耐性をつけてもらわないと。

そこんトルコよろしく。

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