■オタク、ゲーセンに帰郷。
2000年12月22日(金)
指の怪我とか仕事が忙しかったとかで、
三日ぶりにゲーセンに行く。
ほとんど毎日ここに来ている僕にとっては
たった三日といえどもかなり長い間留守にしていたように思え、
目に映るゲーセンの光景が既に懐かしくさえ感じられた。
しばしビートマニアの機械の前をうろついていると
ポンポンと背中を叩かれた。
「きゃー久しぶり!一体どうしてたの?」
友達の美少女店員、Rちゃんだった。
彼女にとっても僕がココにいないのは違和感があるらしい。
お地蔵様のような存在か?あたしゃ。
久しぶりに僕を見付けてまるで
珍獣でも発見したようなリアクションである。
なんだかよくTVの企画物でありがちな
「家出したまま音信不通の息子、5年ぶりにニューハーフとなって帰郷!」
みたいなドキュメンタリーの主人公になったような気分だ。
「いや、ちょっと忙しかったんでね…」
僕は少し照れ臭さ混じりに答えた。
三日ぶりに見るRちゃんは、やはりめちゃくちゃかわいく、
久しぶりなのでどぎまぎしてしまった。
ちょっとまともに目を合せられなかったり…。
美人は三日見ると飽きるというが
美少女は三年でも飽きない。
思わず抱きしめたくなったが多方面からかなり怒られるのでやめた。
中途半端に上げた手だけが残り、どこに降ろそうか…と
1秒ほど考えた後
すぐ脇のビートマニアのピアノの鍵盤のようなボタンをばしんと叩く。
指に痛みが走る。まだ怪我が治っていないのでビーマニ自粛中である。
顔を歪めて手を引っ込めた。
なにかと手の目のやり場に困った一日だった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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