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■犬女、猫娘。
2000年12月16日(土)
渋谷でデートだった。
渋谷には大型レコード店を始め、ものすごく細分化されたジャンルごとの
レコード屋がかなり散らばっている。

彼女と歩いていたら、大型レコード店のひとつ、
「HMV」の名前の由来を思い出した。



↑の絵を見たことはあるだろうか。

この犬はニッパー君というが、
彼をを可愛がっていたご主人様がある日死んでしまう。

しかし、ご主人様の声が録音されたレコードがたまたま残っていて
それを蓄音機でかけるとニッパー君は蓄音機から聞こえてくる
ご主人さまの声を懐かしそうに耳を傾けるのである…。

HMVとは、ご主人様の声=His Master's Voiceの略だ。

確かそんな話だったと思う。

ニッパー君は忠犬ハチ公と同様、一途な犬なのである。

人によって色々感想は違うと思うが、
犬には忠実とか健気とか、そんなイメージがある。

こんな例えをしていいのかどうか分からないが
僕は女性にも「犬系の女」っているよな、と思っていた。
僕の彼女がまさにそうではないかと睨んでいる。
素直で健気で、愛嬌はあるがどこか野暮ったい。

勿論「犬系の女」の好対照なのが「猫系の女」。
小悪魔的で魅力的だけど気まぐれ。

これは誰だか…とは言わずもがな、近所の美少女であり、
良く行くゲーセン店員のRちゃんである。

犬系の女である僕の彼女は、本当に素直に健気に僕についてくる。
しかし捕まるわけもない猫系の女、Rちゃんに目が移る僕を見て
時折爆発する。

今日もいろいろあって泣かせてしまった。

ニッパー君の話を聞いて少なからずホロリとした僕は、
そのイメージとだぶる彼女にそんな仕打ちをしちゃいけないねえ…

そんな風に反省した1日だった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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