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■夜駆け。
2000年12月01日(金)
金曜日の晩、「明日は会えない」と彼女に電話した。

土曜日は休みなのでに会うはずだったのだが
仕事がたまってどうしても家でやらなければ
ならなくなってしまった。今仕事がとても辛い。

更にドタキャンの電話なんて非常に辛いし彼女に申し訳なかった。
彼女の事だから絶対指折り数えて会える日を待っていたはず。
でもしょうがなかった。

電話の向こうの彼女はやはり今でも泣き出しそうな声。

「仕事じゃなかったら許さないからね」

あ、疑われてる。悲しくなって電話を切った。
電源も切った。少し泣いて、寝た。

…。

どれくらい寝たか、ふと何かの気配がして目が覚めた。

ぬあんと彼女が枕元に立っているではないか。
いつの間に来たんだか…。

窓を見るとまだ暗い。時計に目をやると夜中の3時半である。

「謝ろうと思って来たの。車飛ばして来たんだよ」

別に僕は怒ってたわけではない。
悲しかっただけだ。
それにとにかく眠かった。

僕は掛け布団をちょいと上げ

「入って寝ろ」

彼女はごそごそ入って来て2人とも速攻がーがー寝てしまった。

結局土曜日は一緒に過ごした。
仕事があったので外出は出来なかったが
僕が仕事している間脇で彼女は洗濯とか
掃除をしていた。

ああ、あまりいじらんでくれえ…。

余談だが、彼女は夜やってきた時、僕はただ寝ぼけているだけで
朝起きた時

「何でお前がいるんだよ!」

何も覚えてない僕に怒られるんじゃないかと心配していたらしい。

結局世話掛けたような。
でも彼女も思いっきり先走ってるような。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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