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■virginity
2000年09月10日(日)
トモヨリ君発案による連作日記。

お題は「virginity」

処女(童貞)であること、純潔であること。

大体処女=純潔という公式は安直すぎると思うが。

そんな奥〜の方の膜があるかないかだけで判断されても。
あまりこだわらなくてもいいと思う。

ただ処女は「捧げるもの」に対し童貞は「捨てるもの」とよく言われるように
男のそれはあまり大事に取っておきたいものではないようだ。

女性の場合はどうなのだろうか。今の若い子の考えなんてわからないけど。
某女友達は初体験の感想を

「ただぶっとい杭を打たれてる感じだった」

と悔やんでいたが。

「初めてだから!」とか「まだだから!」と
こだわり過ぎてしまったがために起きた悲劇をひとつ。

大学の時、同級生だった伊達くん。
学食で話していた時のこと。外は雪が降っていた。
窓を見ながら伊達くんは呟いた。

「俺さあ…明日でハタチになるんだが…」

そして少し間を置いてこう言った。

「まだ童貞なんだ」

僕はひっくり返そうになった。

「それで、ヤラハタは嫌なのでソープでも行こうかと思ってるんだけど」

「とっとと行って来やがれ」

「かじりん君、頼む。一緒に行こう」

「やだ」

伊達くんは後でなんとか見つけた同じく童貞君と
雪の降る中あやしいお風呂屋に行ったらしいが、
自分の母親ぐらいの年のおばさんに

「ほらほら!!そんなんじゃ女は満足しないのよ!」

と文字どおり(?)しごかれて(どこを?)帰ってきたという。
涙無くしては語れない、悲しい話ではある。

話がそれた。

「virginity」とは結局何か?
それは彼女が僕に求めるもの。

…ああ、身も蓋もない。でもその通りだ。

ただ僕としては純潔さを保つより
清濁併せ呑み、酸いも甘いもかみ分けた
物凄いいやらしいオヤジになりたい。

キメゼリフは

「分かってる、分かってる。皆まで言うな」

って感じの。ぐえへへ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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