当時、予備校に通っていた私は予備校仲間の梅沢クンに 「むっちゃエエから聞いてみぃ」 とテープを渡された。
それが「シェリー」だった。 第一印象は 「なんや、けったいな中途半端な曲やなぁ」 ってもの。
でも。 ある日の夕刻。 いつものようにウオークマンを耳にくくりつけ、 ぼぉーっと外を見ていると、車窓の風景と尾崎の声がシンクロした。
いきなりの出合い頭。
映像としての音楽。 鳥肌が立った。
なんかもやの晴れたような、空気が輪郭を持つとゆうか。 そんな感覚だった。
今でもシェリーのイントロを聴くだけであの、通学電車の感覚がよみがえる。 そんな想い出。
わたしは、まだバカと呼ばれています。
|