2003年10月10日(金) |
「にっぽにあにっぽん」 |
この国の名前を学名に持つ鳥。 ちょっと前。 「にっぽにあにっぽん」と言う名の美しい鳥が たぶん、ボクらの生きているうちにこの世から姿を消すだろう。
と唄った詩歌いがいた。
歌い手はさらにこう続ける。
わかってるそんな事は たぶん ちいさな出来事 それより 君にはむしろ明日の僕達の献立の事が気がかり まだ中学生だった私にはかなりヘヴィーな感があった。 なんか、やるせなかった。 ケータイメールやインターネットに夢中なイマの中学生じゃない、20年前の中学生だ。
自分たち人間の快適さはその他のモノの犠牲に成り立っているという事実。 人間の存在理由ってなんだろう? そんなアテのない思いを巡らせた20年前。 この一言で鮮明にフラッシュバックした。
今日、国産最後の朱鷺が逝った。
ぼくらは明日も生きている。 たぶん。
桃花鳥が七羽に減ってしまったと新聞の片隅に 写りの良くない写真を添えた記事がある…
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