2003年07月18日(金) |
さよなら、Nokia NM502i |
2000年3月 Palm Vxが発売されて念願のPalmユーザーになった私は、時を同じくして発売されたDoCoMoの携帯電話、NM502iを手に入れた。 当時、DoCoMoの502シリーズといえば丁度、着信音が和音になったって騒いでいた頃だ。 液晶もカラーだモノクロ4階調だ、って言い出した頃。 で、Nokia NM502iといえば、モノクロ二階調で単音。 でも、他の端末とは違う最強の飛び道具を搭載してた。
irDA もっとも汎用性のある赤外線通信規格。
もちろん、Palmにも搭載されている。 即ち、これとPalmがあればアダプターやケーブルを使わずして通信ができるってこと。
しかし、この便利さがこの3年間携帯端末を換えれなかった原因になるとは。 あの頃、Palmを使ってる殆どの人がこの端末を持っていた。 逆に、普通の人でこれを持っている人は殆どお目にかかったことがナイ。
周りのみんながやれ「503」だ「フルカラー」だ「〜和音」だぁ、なんて言ってるそばで ひたすら「モノクロ二階調」「単音」のNokiaに固執した。 この「飛び道具」があったから。
結局、都合5台のNM502iを”機種変更”した。 周りの同士が手放した白ロムを集めて延命した。 ただ、感度は悪い、よく壊れる、不具合の嵐…
携帯電話としては優秀な機械とは言い難い。 それでも我慢できたのはこれに代わる携帯端末が出なかったこと。 それだけ「赤外線通信」+「Palm」は快適だった。 そう、電話してはサイアクだったが…。
そうして3年が過ぎた。 世の中は遥か先を行っていた。 全然識らない世界がそこにあった。
今日。 Nokia NM502iが逝った。 発信不可、暴走、アクティブ・スライドの不良、勝手に切れたり繋がったり…。
機種変更を決意した。 まだ、白ロムは持っているけど。
もう、いいでしょ。 まぁ、がんばったじゃない。 後はコイツに任せなさいって。
今まで、アリガト。
バイバイ、Nokia NM502i。
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