外車

やっと彼から連絡があった。

居眠り運転をして堤防から落ちて車を廃車にしてしまったけど、体は擦り傷で済んだと言っていた。

その車は、拘置所から出て来てから乗りだした車で、金融の人(先輩)が用意してくれた車らしいのだが、いらないような事を言っていた。あたしが免許を取ったら、くれると。買い取り査定価格500円とか、とんでもない胡散臭い軽だった。あたしが貰ったら足がなくなるじゃないかと言うと、話をはぐらかした。

話は戻るが、彼は金がない(はず)なので車が買えるわけない。で、彼が言うには、知り合いの外車取扱店の人が、売れなくてお荷物になっている10年くらい前の外車を、彼が売るという条件でそれまでレンタルしてくれるという。売れなかったら金を払わなければならないのではないかと聞くと、その時は返すとか大丈夫なように最初から話つけるとか、またわけのわからない事を言い出した。嘘をついていると察したが、ツッコミが甘く、真実は謎のまま。

闇金の250万はその車の為ではなかったのか。あたしに会う時だけ軽に乗っていて、普段はその外車に乗っていたのではないか。それなら、あたしにあの軽をいらないからあげると言っていた事とか、全部つじつまが合う。

と、車の事はずっと前から不振に思っていたわけだけど、現実だったら、彼を刺して自殺したくなるだろうなぁ。
2003年08月01日(金)

にきにっき / にきーた