へっぽこコラムもどき2
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2003年03月26日(水) 「青の炎」「卒業」 2本まとめてそれ!!

二宮くんとあややの「青の炎」
絶対観たかった映画なので、もう大感激!!っていうか観れて大感動。
原作とストーリーはほぼ同じだけど、細かいところはアレンジしてあったね。

秀一はとっても頭のいいコで、高校生なのにバーボンなんか飲んじゃうような
ちょっとワルな部分もあって、そしてとっても家族想いなんだ。
だから妹の遙香とお母さんを絶対に自分が守らなければ!っていう想いが
結果的には殺人という行為になってしまうんだけど、、、
映画では時間的なこともあるせいか、割とすぐに決行してるけど、そこに至るまでの
葛藤や、決断してからの様々な紆余曲折がはしょられてしまっていたのがちょっぴり残念。
でもそれを差し引いても余りある程、二宮くんの演技は素晴らしかった。
石岡に義父殺しがばれて、バイト先のコンビニでゆすられた時の表情。怖かった。
あややと一緒の時の穏やかな優しい感じもすごくいいね。ロードレーサーで走ってる姿も
水槽みたいなのの中に入ってるところも、なんか色っぽくてドキドキさせてくれるし。

あややの演じる紀子はあんまり笑わないコなの。彼女の持ってる清潔感がなかなか
いい味出してた。監督に2人のシーンを「任せた」って言わせてしまうほど、引き出しを
いっぱい持ってるのね、2人共。蜷川さんも、どんな風に演ってくれるのか楽しみながら
撮ってたんじゃないかな〜?

是非是非観てみて欲しいな。


堤さんと内山理名ちゃんの「卒業」
ステキな映画です。堤さんが冴えない大学教授で、しかもクビを言い渡されたりして。
でも、不器用ではっきりしなくてダメ男なんだけど、ほっとけない彼女の気持ちわかるよ。
夏川結衣さん、可愛かった。内山理名ちゃんと話す花屋のシーンと『大丈夫だよ』って
言った表情が、すごく良かった。やっぱり上手いなあ。

堤さんは文句の付け所がないくらい「真山悟」になりきってた。理名ちゃん演じる麻美に
貸してもらった赤い傘を他人に持って行かれそうになって、必死で取り返すところなんか、もう
情け無くて哀しくなってきたよ。あ〜あ大事な娘名義の通帳や鍵まで落として行っちゃうし。
よれよれになりながらも『直して返しますから』って。彼女の両親に挨拶に行く大事な日に
そんなことになってしまうなんて、ついてないっていうか、、、災難を呼び込んでるっていうか。
結局彼女に愛想をつかされてしまって、最後に必死で会いに行くところは泣けたわ。

図書館で匂い袋の香りを嗅いだ時、きっとわかったんだよね、麻美が自分の娘だってこと。
18才で成人式の写真を撮った。時間が無かったから。っていう言葉で全て理解したんだと
思う。真山、ぼんやりさんだけど、頭のいい人だからね。

何からも卒業することがない私でも、気持ちよく暖かくなれたよ。いい映画だった。
傘を持っていきそうになった若者の片方がクマこと、脇知弘くんだった。ちょっと(笑)


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