人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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2011年06月04日(土) |
地図を見ることが「端末検索」という感覚の世代 |
そりゃ、津波とか地盤沈下とか土砂崩れとかで道がなくなっちゃったら、標識とか建物とか目印になる物がなくなっちゃったら、「地図」の意味なんてないかもしれないけどさ。
「道に迷った? じゃあ、これで見ますよ」と、同じ役所のとある部署の新規採用職員さんにスマートフォンを出され、明細地図のページをめくりながら凍りついた私。
「…それは私物です。それに、災害時、それが使える保証はないし、電池消耗のことも考えると、地図が読めるに越したことはありません。被災地に行っても地図とは離れられないし、ここが被災地になった場合、他都道府県・他市町村から応援に駆けつけてもらったときにも、この明細地図を渡して訪問等をお願いすることになります。しかも、それには個人宅情報はありませんよね? 同じ番地に数軒の家が建っていることもありますし、許可ない場所に住んでいる人もいます。訪問対象者以外の人のお宅に行くこと自体が個人情報漏洩の危険が高まりますし、役所の職員としては地区踏査も大事で(以下略)」
なんてことが言えるわけもなく、目的地と行き方しか小さい画面で見ないような子に育っちゃダメダメ…とマイルドにお知らせした梅雨の晴れ間。
ついでに言っておくと下々職員の乗る公用車にはカーナビはないよ、という情報はあげませんでした。自分が乗るときになって、びっくりするといいんです。
ちなみに、私は入職時、パワステという言葉を知りませんでした。初めての公用車に、パワステ、ついていなかったんだよ…。
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