人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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2002年10月19日(土) |
結婚ってなんだろう? |
疑心暗鬼の新婚生活。
人はそれなりに恋をする。だから、過去あっての、今の相手じゃないんだろうか。
私よりひとつ年上の知り合いである彼女Yは、通信大学のスクーリングで出会った相手と遠距離交際し、昨年、めでたく結婚した。 結婚する直前に彼の子を流産して身体を壊す等、つらいこともあったのだが、彼は彼女の実家の近くに転勤を希望し、新居を構えてくれるやさしい人だった。
Yは、彼と結婚する前に、昔の彼女の写真はすべて破棄してくれと言ってあった。彼は「わかった」と承諾しつつ、その写真を捨てていなかった。 そして、Yは彼の実家に行った際、彼の昔の彼女の写真を見てしまった。自分にとてもよく似た面影の彼女を。
人には好みのタイプというものがあり、同じような人に惹かれても仕方のないことだと思う。だけど、Yは心の迷路にはまり込んでしまった。
昔の彼女に中絶させたことがあったから、昔の彼女によく似た、子どもを宿した自分と結婚することにしたのではないか?
写真をとってあった彼を責め、Yは泣いた。かれはYに懸命に謝った。けれど、それ以来、彼とYの新婚生活は、Yにとっては心を開けないものとなってしまった。
子どもは欲しいけれど、子どもの面影に昔の彼女を思うのではないか?
目下、私の彼がYのメンタルを電子メールで支えている。重い話によろけそうになる彼を、私が支える。 チャットで知り合った私たちには、メールでしか彼女の支援をすることができない。だけど多分、もう、彼女はメールだけのやり取りでは立ち直れないほど、疲れてきている。我が職業的勘と経験が、そう警告している。
誰か、彼女の心の悲鳴に気付いて。
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