DIARY...camui

 

 

大ちゃん。 - 2005年04月23日(土)

悩みとか凹んでるとかそういう類じゃないのですが、ちょっと色々あって心がゆらゆら。
実家に姉夫婦とハルト君が来てたので仕事終わってから寄ったんだけど帰るねーって
玄関開けたらお隣の家の大吉(猫)がちょこんと座っていて。この猫、一昨年亡くなったうちの猫と
殆ど年齢変わらないからもう17歳か18歳くらいなんだけど体格良くて未だにお外散歩してる事多くて、
でも奥さんにしか懐いてなくてあと1.5メートルくらいのところまでは近寄れるんだけど
それ以上は姿勢低くしてちょっとずつ近付いても「フーッ」て怒る上に無理矢理触ろうものなら
本気で猫パンチしてくる可愛くない猫なのだけど(笑)、うちの猫とは何故か雄同士なのに
すごく仲が良くて「遊ぼうよー」って言うかのようにうちの庭に面した窓から覗いてたりしてて。
実際うちの猫を外に出すと一緒に走り回って遊んでいたんです。喧嘩してた事がほんと無かった。皆無。
年齢が同じくらいだったというのもあるかもしれないけど、すごく不思議な関係だった。
猫って縄張り意識が強いので元ノラだったりする子は他の猫を友達としてなんか
受け入れない事が多いので。よっぽどウマが合っていたんだろうなと。
で、うちの実家は玄関出るとすぐ車庫で、そこを通らないと道路に出られないので
大吉が鎮座してる傍を通らないと帰れない状態で、「大ちゃん。そこ通るんだけどいい?」って
しゃがんで話しかけて見詰めていたら普段フーッて怒り続けるのに黙って私の顔を見返して。
なんだオマエかよ。っていう感じの据わった目つきなんだけど(笑)、長い事黙って見詰め合い。
最近あまり近くでまじまじと姿を見たこと無かったので気付かなかったんだけど、
やっぱり大ちゃんも昔に比べて小さくなっていたのよね、身体が。それでもうちの老猫みたいに
ガリガリでは無いんだけど、顔とかほっそりしてた。それに気付いたら亡くなった老猫を
思い出して涙が出そうになり。仲良くしてたね、大ちゃんあなたも長生きだね、って言ったら
「何だよここ通るのかよ。」って感じに50センチくらい避けたの。やっぱり可愛くないなとか
思いつつ、この子は一生触らせてくれないんだろうな、頑固者め。とも思いつつ、
すぐ脇を通ったら私をずっと目で追って姿が見えなくなるまで見てたのです。
何か、それだけなんだけど彼も近いうちに天に召されるのかしらと思ってなんとも言えない気持ちに。
ずっと、変わらないものなんてそうそう無いけれど。
人の家の車の上に我が物顔でどどーんと乗っかってくつろいでるあなたの姿が見れなくなるのは寂しいよ。
人の家の庭を掘ってうんこして行くあなたの姿が見れなくなるのは。

…私今一緒に暮らしてる猫が2匹いるのだけど、この子たちが亡くなったら立ち直れる自信無いです。
消えていく命が残された命に与えてくれるものはきっとはかり知れない程大きいものなのだろうけれど。
仕事が忙しくて疲れて帰って来ると擦り寄って出迎えてくれる可愛い子供たち。
親馬鹿選手権とかあったらいいセン行けると思うですよ。


桜はすっかり散ってしまいましたね、東京では。
杉花粉はもう殆ど終わったそうで、これからはひのきらしいけど今日鼻水だらだらでした。
やっぱり私は杉よりひのきやも。


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