DIARY...camui

 

 

奇妙な夢 - 2003年10月20日(月)

私は何処かの国の王女もしくは姫のようだった。
政略結婚か、無理矢理の縁談か、とにかく私の望まない相手と婚約していた。
私にはその男とは別に、想い人がいた。
私にはたくさんの夢があった。でも夢の話をすると、男は「夢見ることなど無駄だ」と言った。
私は「では貴方には夢が無いのか?少しも?これっぽっちも?」と声を荒げた。
男は私の話を鼻で笑い、蔑むような目で見下したので私は城だか館だかを飛び出し、
全力で走っていた。想い人の所へ行くのにはあまりに遠いがとにかく走っていた。
もう戻れないと分かっていた。あんな男でも自分の帰る場所はそこしかないと知っていた。
私は全力で走って来たはずなのに、男はいとも簡単に私に追いついてきた。
そして貴女の帰る所は自分の所だけだ、と言った。
私は生きながらにして自分の心が死んでしまえばいいと思った。
でも、男はその後優しい言葉を投げかけてきた。何て言っていたのかは覚えていないけれど、
それまで聞いたことのないくらいの優しい言葉を投げかけてきた。
私は、この男のいい所を見つけられるかもしれないとわずかな希望を持った。
そして男が差し伸べた手を握り、手を繋いで元居た城だか館だかに戻った。
握った男の手は、氷のように冷たかった。


…という夢を見た。
時代は中世あたりっぽい。もしくはそれよりもう少し過ぎた頃か。
目が覚めて、なんとも言えない気持ちになった。
夢判断とか、聞くのは面白いからまあ好きだけど、判断結果が悪かろうと良かろうと
大して気には留めない。ふーん、くらいで。
私は毎日のようにフルカラーの、結構鮮明な夢を見るのだが、こういうのは見たことなくて
(大抵悪夢だから。まあこれも悪夢と言えば悪夢だけど)後で思ってみたら面白かったな、と
思って書き残すことに。夢の中の自分は現在の自分と容姿はまるで違っていたし、
自分の視点では無く第三者的にその光景を見ている感じだったのだけど、それが自分だと
いうことは明確だった。「男」というのが、まずまず整った顔立ちだったんだけど、
切れ長の目で、どことなく冷たい、冷めたような表情をしていた。あと、長髪だった気がする。
ちなみに「私」は長い赤毛を結っていた。白っぽいドレスを着て。


最近、中世ファンタジーのTRPGをやっている影響かもしれないけど、夢の内容は
ファンタジーではなくてリアルだったので(男の手の冷たさとか)どきりとしたというか。
現実の自分の現在を考えてみると、今の彼氏の他に想い人なんていないし(笑)、
遠く離れている友人は…いるけど、不満があるわけでもない。
…あれかな。仕事とかやること一杯とかで追い込まれているからかな(爆)。
焦っているというか。いろんな事で。

ストーリーとしてはありがちだけど、日々こんな奇妙な夢を見ていたりします。


…と、こんな夢で目覚ましよりも2時間も早く目が覚めてしまった今日は、外泊です。
某所のプチオフ会というか単なる遊びというか。楽しみです。ぐふ。


-



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail