レインボー事件 - 2003年10月18日(土) 深夜、いつものようにお魚にゴハンをあげていた。 あげながら、友人と電話で喋っていた。 そしたら、電話切る頃になってニューギニアレインボーの一匹が身体を真横にして浮かんできた。 おかしい、これはおかしい!どうしたんだ?! 急病か、死んじゃうのか?とよーく見てみたら、赤虫(長さ2ミリ〜5ミリくらいの細長い虫。 小型魚のエサとしてポピュラーなもの。)を詰まらせたらしく、呼吸困難になって浮かんでいたのだ! ニューギニアレインボーは、コッピーと身体の大きさはほとんど変わらないが、口が極端に小さい。 エサも、お店で売っているものを更に細かく砕かないと食べられないくらい小さい。 赤虫は、コッピーやレインボーのためではなく、水底にいるコリドラスのエサ不足を解消するために あげているのだが、コッピーやレインボーもこの赤虫が美味しいのか大好きで、すごい勢いで 食らい付いてくる。しかし今までは、いくらレインボーの口が小さいとは言えこんな事は無かった。 まずい、このままでは赤虫を食ったがために窒息死してしまう!そんなのマヌケじゃないか! と、緊急オペ開始(大げさ)。 横になって息も絶え絶えにぴくぴくしているレインボーを手ですくい、水に浸けながら 毛抜きで口から1ミリ出ているかいないかくらいかすかに見えている赤虫を慎重に引っ張り出す。 手が震えてなかなか掴めない。誤ってレインボーの口を引っ張ってしまったら大変。 ちなみに死にかけたレインボーは体長4センチくらい。 やっとの思いでずるっと引きずり出た赤虫は1センチ〜1.5センチくらいあった。 それでも今までは少しずつ飲み込んでいるようで大丈夫だったのに、きっと一気に飲み込んだんだろう。 詰まっていた赤虫は除去したので、後はレインボーの生命力だけが頼り。 エラを動かして呼吸はしている。 身体は真横になったままだがヒレを動かしてはいる。 苦しくて身体に力が入ったのか、身体全体がおかしなふうに曲がっている。 でも、まだ生きてる。 しばらく浮いたり沈んだりを繰り返し、他の魚につつかれたりしつつ(弱った魚や死んだ魚は 他の魚につつかれたり食べられたりします)一生懸命泳ごうとしている。 がんばれ、がんばれ、と一時間くらい見守っていた。 身体はまだ少し曲がっているが、横になっていた身体は元にもどり、割と普通に近い状態になった。 うちの水槽は水草が多くてジャングル状態なので、普通の状態に近くなったとこらへんから 他のレインボーと見分けるのが難しくなったり、水草が邪魔で見失ったりした。 弱っているだろうから隔離しようと捕獲を試みるも、逃げ足の速いこと速いこと。 水草群に逃げ込まれ捕まえられず。これだけ逃げ回れるんなら大丈夫かな、と捕獲を諦めた。 あまり追い掛け回しても体力消費してしまうし。 そして現在、朝の5時(遠い目)。 相変わらずどれが死にかけたレインボーだったのか分からず…。 起きて死んでないでよ?と切に願いながら寝ます…。疲れた。 -
|
|