DIARY...camui

 

 

病院恐怖症。 - 2003年06月04日(水)

かむいはもともと病院は嫌いじゃありません。体の具合が悪くて点滴したり注射したり
採血したりするのはむしろ好きです(変)。しかし、もうかれこれ4年近く行っている神経科だけは別です。
神経科や精神科、と言うと頭がおかしい人とかちょっと普通じゃない人が行くところ、と認識する
方も多いかと思いますが、患者は特別変な人ばかりというわけではありません。
特に神経科は、私のようによく眠れないという不眠症気味の人や、体の神経の病気や異常で
手足腰が痛かったりマヒしたりしている人も行く科です。(他にもいろんな患者さんがいると思うけど)
ちなみに神経科と心療内科・神経内科の違いはよくわかりません(爆)。

私は今年初春までの2〜3年同じ病院の神経科に通っていたのですが、ここの日記にも過去
書きましたが去年の秋か暮頃に担当医が変わってしまい、その医者が嫌いでした。
その医者との初めての診察の時にそれまで飲み慣れていた数種類の薬を全部絶たれてしまったからと、
その後(と言ってもその医者とは3回くらいしか会ってないけど)こちらが希望する薬を出して
くれなかったり話をちっとも聞いてくれなかったりしたからです。
その他にもあの医者に対する不満や怒りは数々ありますが、とにかく何度顔を合わせても
とても信頼できるような医者では無かったのです。言葉がキツイというより、患者に言うのはタブーな
言葉を見下したように喋る医者というのは、嫌悪を抱くなんて次元では無い恐怖です。
なもんだから、通常1ヶ月に一度は通院していたものを、過去処方されて服用を中断した為に
余っていた薬なんかを飲み繋いで、半年以上の間3回しか行かれなかったのです。
当然、余っていた薬が無限にあるわけではないので完全に切らしてしまう前にまた行かなくては
ならないのですが、あんな医者に近況を話し、薬をどうするかなどの相談をするのかと思うと
どうしても行くことが出来ませんでした。
オマケにそこの神経科は受付の看護婦のオバちゃんもキッツイのです(爆)。

家から通うにはちょっと遠かったのと、そんな理由でずっと転院を考えていました。
しかし体の不調を診てもらうわけではない神経科というものには、当たり外れの差が激しかったりします。
4年近くで数人の医者にあたりましたが、心から信頼出来る医者には出会ったことが無いほどです。
そして外れ医者の場合、てんで的外れな薬を出されたり、やる気がなさげだったり、散々なのです。
最悪な医者のおかげですっかり病院(神経科)恐怖症になってしまったのです(ーー;)
どこの誰から訊いたのかは忘れましたが、2ヶ月くらい前わりと近場の小さいクリニックを教えてもらっていました。
ですが、私が一番最初に行ったような個人でやっている小さいクリニックにはあまり親身になって
話をしてくれる医者は期待出来なかったのです。
また見下されたり馬鹿にされたりという精神的苦痛を恐れ、「行かなくては」と思ってから
一ヶ月以上が過ぎました。限界ぎりぎりまで手持ちの薬を服用するのを控え、粘りましたが
もうダメでした(^_^;)それでも「よし、本気で行こう」と思った日は不安と緊張で全く眠れず、
それから3日ろくに眠れないまま結局行かれませんでした。ダメだ、もうこうなったら
ある薬フル活用して(要するに大量飲み)でも寝て行ってみて、外れ医者だったら一回限りでそこの
クリニックは止めればいい、と自分に言い聞かせやっと今日行ってきました(長いぞ)。

事前に電話で詳しい場所を訊いてはいたものの、少し迷い、たどり着いたそこは小奇麗なクリニック
らしからぬ建物。待合室もとても狭く、待ち患者さんも3人ほど。
人が少ないと言うことはヤバめか?とは思いましたが、受付の看護婦(助手かな?)さんは
とってもいい感じ。私の前に診察室に入って行ったおじさんは、先生になんだかわけのわからない
経済の話を延々していました(笑)。狭いクリニックなので声が大きいと待合室まで丸聞こえなのです。
長い、おじさん話が長いよ、としばし待ち、いざ診察室へ。
今までの体験からして男の医者は嫌だなぁ、と思っていたのですが先生は女性でした。
おばあさん、と言うには見た目若かったけど、おそらく結構高齢かも。
とにかく今まで他の病院で体験した事を話し、服用したことのある薬を話し、先生がカルテに
さらさらと文字を書き込むのを眺める。
主に不眠、その他もろもろと症状を話し、最近はわりかし調子のいい周期が回って来ていること、
効く薬効かない薬の話などをし、先生が薬学書(っていうのかな)を細かく見ながら
今回処方する薬を決めてくれた。そして、私が処方された薬は毎日決められた量を服用するわけではなく、
自分の調子を見ながら今日はこれとこれ、という風に頓服感覚で使っていると話すと先生は
「あなたは自分をよく見つめることが出来る人ね。自分で自分を上手くコントロール出来ているようだから、
とりあえず今日はこれだけ(薬)出しておくけど何か困ったことがあったらまたすぐいらっしゃいね。」と
私の顔をしっかり見ながら言った。
今まで、1日2回と決められた薬を自己判断で飲んだり飲まなかったりしていることを
話すと大抵の医者はいい顔をしなかったので、「嬉しい」とか思う以前に驚いていたかもしれません。

診察が終わって薬をもらって会計をしている時に、受付のおねえさんに「こちらはいつも
あの先生なんですか?」と訊いたら「そうなんですよ。一人しかいないので倒れられたら困るんですよ(笑)」と
言っていた。訊いておかないと、日によって担当の医者が違う場合同じ先生に診てもらうには決まった曜日に
来院しなくてはならないからです。初対面の先生にかなりの好印象を持ったので、いつ来ても
同じ先生だと言うことにすごく安堵しました。
また受付のおねえさんは「薬をもらいに来る以外にも、話をしに来るだけの患者さんも
いらっしゃるんですよ」と言っていました。


そんなこんなでとても幸運なことにいい先生に巡り会いました。
これから診察を重ねて行く上で、心から信頼出来る先生になるのかもしれません。
あまりに嬉しくてものすごい長文になってしまった…。



最後に一言、
「さらばゲス医者」。(爆)


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