DIARY...camui

 

 

感情の退化 - 2003年02月19日(水)

去年のいつごろからだったか、もうさだかではないがそこから今年の頭ころまで、喜怒哀楽がとても
活発になっていた。とある元知人との間で、短期間に衝突しては和解し、妥協し、また衝突し…というのを
繰り返していたからだ。

全てを書くことは出来なければ、また今現在私が不安定な原因の全てがそれであるわけでは無い。
(むしろ不安定は自分の問題)感情にまかせて復讐まがいのことをするのも嫌だし、好意でここを見て下さる方を
味方につけるようなこともしたくなかったので書くのを控えていたが、私も人間なので書きたいことを
素直に書ける、言える場というものは必要である、ということで誰のためでもなくまたくだらない悪口や
復讐などではなく自分の今後のために書いてみることにした。

前記の、「書きたいことを書く場」というものは、人様のBBSなどでなく、自分のHPであれば
基本的に何を書こうがやろうが自由だ。しかし例外もあり。

「とある元知人」とは、もうかれこれ5〜6年の付き合いがあり、話のテンポというか、ノリが合うと言うのが
一番近いかもしれない。と言っても交流はほとんどネット(チャット)だった。
その彼が、最近結婚した。
発端は、一年以上も音沙汰が無くなっていたのに「親友」と呼ばれるのが不愉快だと私がグチを言ったことから
始まったのだが、じゃあ久しぶりにチャットしようか、という話になり、私は「嫁さんも同席しても構わない」と
言ったのだが彼が嫌がったのか嫁が遠慮したのか、結局2人でチャットをした。
私と彼は普段のノリで、下ネタやすけべな馬鹿話をした(それだけじゃないが)。
彼との関係は、過去お互い恋愛感情を持ったこともあったが(彼氏彼女という関係になったことは無い)、
ネット再会してからは友人以上恋人未満、という他人にはなかなか理解しがたい間柄だった。
朝方までチャットし、じゃあおやすみまたね、と言って普通に落ち。

嵐はその後、来た。

それまで私に友好的だった嫁が、急に敵意むき出しになったのだ。
始めは何故だか分からなかったが、後で知った話によると彼がチャットのログを全て保存していて、
嫁がそれを故意に読んだらしい。
放送禁止用語の連発、エロエロトークを自分の旦那が他の女としていたら確かにそれまで友好的であっても
「敵」もしくは「不倫相手」と見なされるだろう。

しかし、それは本来嫁の目には入るはずの無い会話内容だった。
同席しててもいいよ、と言ったがそうならなかったので、私は嫁がいたら話せないようなエロエロトークを
したのだ。彼がログを保存するであろうことも想定していなかった。
更に彼も嫁に見せるつもりの無い保存ログを、嫁が故意に見ることも想定していなかった。

それから、しばらくして(その間何があったかとかは記憶力が無いのでよく覚えていない)、
嫁が自分のHPにあきらかに私のことだと分かる暴言を書き出した。
それも、私のHPを見た上で、この日記内容についての非難だとか、私の思想自体に対する非難だとか、
果ては私の存在自体に対する非難だとかを。
名前こそ出していなかったが、私が彼女のHPのURLを知っていることを分かっている上で、
間接的に非難していたのだ。
ちょっとの間は放っておいたが、さすがに私も怒って一度目の警告をした。
そして彼女はHPを移転した。移転先のURLはメールをくれた人だけに公開するというやり方で。
しかし移転後の彼女のHPのURLも私は知ってしまった。
案の定、そこでも彼女は同じ事をやっていた。いや、むしろもっと酷くなったか。
「隠し日記」のようなものを設置し、私のHP監視・非難記録のようなことを。
そして私は二度目の警告をした。
言いたいことがあるならこそこそ悪口書いてないで私に直接電話するなりメールするなりして
死ねとでも消えろとでも言いなさい、と。
それが出来ないならあなたのHPのURLを私のHPから直リンクさせてもらうと。
ほどなくして彼女からメールが来た。
「あなたには関わりたくない」その他うんぬんと。
関わりたくないと言いつつ人のHP見て中傷非難してるのは誰ですか?とは言わなかったが、
やんわりと言っておいた。そして彼女のHPは閉鎖された。

「例外」と言ったのは、好意でHPを見に来てくれる人達を味方につける、あるいは同情してもらうような
やり方で、しかも私本人が簡単に閲覧出来てしまう場所でそういうことをしていたこと、また
見るはずの無いチャット保存ログを自分の意思で見ておいて非難していたということだ。

こういう公開日記なんかは、不特定多数の人が見られる環境にあるので、私が言ったことに疑問を抱いたり
価値観が違うので理解不能だったりということがあって当たり前である。
だが自由に見られるもので無い場合はどうか。
誰だって、特に見られてマズイものが無くても自分のPCの中身を勝手に見られるのは不愉快だろう。
それでも見てしまった場合は、見た本人にも責任が発生するのだ。
例え自分の酷い悪口が言われていたとしても、それをネットという公の場で非難するというやり方は
あまりに道理に反している。


その先の話は、私には何も非が無かったというわけではない。
友人であるのにしたい時自由にチャットはおろか携帯メールすることすら制限される、
(勿論電話なんかは、親しい相手であっても相手の都合も十分考慮しなければならないが)
話すためのBBSを設置してもそれがあること、私と頻繁に話していることを嫁に隠す、
それらが私にとって不愉快であり、疑問だったのだ。
彼がそう思っていなくとも、事実上「嫁に内緒で付き合いのある女」ときたら「不倫相手」としか
実感出来ないからだ。
しかし、電話やメール、チャット云々の話は、いくら友人付き合いが長い男女であったとしても
どちらかが結婚したら相手の旦那なり嫁なりに多少は気を使う必要があるということも分かっている。
不愉快だったのは「隠される」ことだ。

彼が、私と友人付き合いを続けて行くために嫁にどれだけ何を話して聞かせたか、どれだけ
努力したかは私の知る範囲では無い。
結局、彼の「長い間音信普通になったら、離れるものは離れていく」みたいな
言葉が決定的になり
(彼にとって私は自然消滅してもいい程度の友人でしか無いと言われたも同然、というか同義)、
いくら論議しても改善しない事態にウンザリし、疲れ、私のほうからもういいよ、さよならと縁を切った。

幾度かの論議の中で、嫁について事細かに話すことがあったのにも疲れていた。
嫁と話をするべきなのは彼であって、(嫁は私とは関わりたくないと言っていたし話もしてくれなかったので)
また私が話したいのは今後の私と彼のことであって、嫁うんちくではない。


恋愛では無い事柄に、細かいことにストレスを感じてしまう気が短い私も客観的にどうかと思うが、
隠しこっそり日記や内輪日記などではなくこういう場所で書かないとこの件に対して「不愉快」「疲れた」
「ストレス」だけだった私の感情が退化して「憎しみ」「恨みつらみ」になってしまいそうだったので書いた。

憎しみや恨みは本当に愚かしいことだ。
何故なら苦しいのは憎んでいる側だけで、憎まれている方はたいして痛くもないからだ。
苦しみたくないなら何事も人のせいにする前に自分にも非があったと認めるのがいいだろう。


とまぁ、書いてみたがここは私の日記なのでかなり自分に都合のいいように書いているでしょう。
書いてないことも沢山あります。
でも味方になってくれとは言いませぬ。
逆に「お前おかしいよ」と思っても思うだけにして下され。

早く忘れたいので。


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