うちでは、白菜の漬物の上に醤油と味の素をかける。 焼き魚の上にもかける。そのほうが美味しいと言って。
作ってもらっている立場なので、同調して黙々と食べていたのだが、 あるときを境に味の素が苦手になった。 白菜の漬物に多めにかかっていた味の素の塊を、前歯で噛んでしまったのだ。 ジャキッとした歯ざわり、舌に広がる苦味、とってもイヤな後味。 化学調味料というだけのことはある。 それ以降、味の素の直がけは極力ご遠慮している。母が同席するなどで、 どうしてもかけなきゃいけないときはほんの少し。
だがしかし。うちの両親の味の素好きは悪化していた。 今日の夕飯はびんちょうまぐろのお刺身。 普通にわさび醤油を用意した私に、父は言った。 「そこに味の素をちょっと入れると美味しい」 何言ってんだこの人は?! すると、台所から戻った母も「そうそう」と同意した。
…かんべんしてください。味の素は汁物だけで結構です。
今日の本 わぁでぃ、THE SNOOPY BOOK
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