2002年11月13日(水) |
子育てにやり直しはきかない |
テニス仲間のHさん 44歳 18歳と12歳(小6)の男の子ふたり 同じ年の旦那様 新築一戸建てに住み、毎日テニス三昧のマダム
来月 彼女はおばあちゃんになる
18歳の本来なら高校3年生の息子さん 小学校は、山口百恵さんの息子さんと同級生 私立小学校でみんな中学受験を目指しているところ
小学校5,6年から登校拒否が始まり 中学は公立に入学したがほとんど学校には行かず 一年遅れで 埼玉の高校に入学したがそれも中退 定時制に入学 その時に彼女の妊娠発覚
彼女の実家に転がり込み、その後、Hさんの家に同居 しかし、遊ぶことだけで何もしない若い二人に旦那さんが切れて 今は、近くにアパートを借り、来月の出産を待っている
そして、昨日、その息子さんが事件を起こし警察に捕まった これまでにも、祖父母の金を盗んだり、家から何十万も盗んだことはあったらしいが 警察の厄介になるのは初めてのこと
Hさんとは、この息子さんが中3のときからの知り合い 息子さんのこと、家庭の事情を事あるごとに聞かされてきた
Hさんは ここ1年毎日のようにテニスをして 今では、いつも優勝争いに顔を出し、都大会にも出るほど上達した
家庭が複雑になればなるほど、彼女はテニスに逃げた 大変だ、困った、どうしよう そう言いながら、彼女はテニスはやめなかった
そう、昨日息子さんを警察に引き取りに行く前もテニスのレッスンに現れた
私にとってもテニスは生きがいだ でも、家族あってのテニスであって 家庭をないがしろにしてするようなものではない 思いっきりボールを打つことで 気が晴れることはある しかし、逃げていても問題は解決しない Hさんはそこのところがわかっていない
何よりも子供が大切で 愛しているということを態度で示さないと 子供は不安で わき道にそれてしまうと思う。
仕事をしているお母さんだって いざとなったら子供のために仕事をやめるわって態度に出るであろうに 遊びであるテニスをやめようとしないHさん 彼女のこの態度が 子供が更生しない1番の原因ではないだろうか
今日 息子の三者面談に出かけ 改めて思いました 自分より大きくなった息子ではあるが 何かあったら、私はどんなことをしても 息子を守る 娘を守る
子供を産んで親になる事はできるけれど 子供を育てることは 簡単にはできない
半年や一年 テニスを休んだって取り返しはつく でも、子育てにやり直しはきかないんだよ Hさん
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