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2006年04月30日(日) 組織の勝利

第10節最終試合、新潟vsG大阪は新潟が1−0で勝った。新潟が、若手の中原のクリーンシュート一発をを守りきった。G大阪は過密日程によるコンディションの悪さがたたり、出場選手にきれがみられないまま、追いつけなかった。
新潟には代表選手がゼロ、一方のG大阪には代表候補が多い。戦力的にみれば、個人レベルではG大阪の優位は揺るがないものの、組織的な守備と運動量、ホームの3万人を超える応援が相俟って、新潟が勝利を手繰り寄せた。90分間、新潟が強豪・G大阪の攻撃力に耐えた形だ。
いい試合だった。新潟の勝利は先述のとおり、守備だった。相手が攻めあがってきた時は、G大阪の得点源のマグノアウベスと、攻撃の基点、ボールの出所である二川にマンマークに近い形でつき、二人を自由にしなかった。相手ボールのときは、センターラインより自陣に引いてスペースを消した。そのため、G大阪の右サイド・加地が上がれず、G大阪のサイド攻撃を不発に終わらせた。
新潟の戦いぶりは、G大阪のコンディションの悪さ及びG大阪の西野監督の選手交代の迷いを考慮しても、強豪に勝つための戦法として理に適っていた。サッカーでは、個人に対して組織と運動量がいかに重要かを認識できた試合だった。


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