Sports Enthusiast_1

2004年03月30日(火) シンガポール戦を予想する

あす31日、W杯アジア地区の一次予選・シンガポールvs日本(シンガポール・ホーム)が開催される。現地の気温は、日中30度超、日が暮れても25度前後と日本との差は大きい。おまけに湿度が高く雨との予報もある。日本代表には厳しい気候だ。日本は、ホームのオマーン戦で苦戦しただけに、FIFAランキングでは100位以下のシンガポールといえども油断は禁物だ。
シンガポールの作戦は、おそらく、自陣に引いて守りを固めるものと思われる。シンガポール代表の特徴は東南アジアのサッカー事情を知らないのでよくわからないのだが、報道によると、3人の帰化選手がいるらしい。1人は、クロアチア出身のミルコ(FW)、年齢は30歳を超えている。そして、同じくFWのナイジェリア出身のカスミル。カスミルは20歳だという。もう1人はブラジル出身のエグマル。この3人にシンガポール人のナズリが加わって、4人でチームの主力を構成するものと思われる。
要警戒は、なんといっても、シンガポールの「秘密兵器」と呼ばれる、カスミルだろう。若い選手なので、試合中、なんらかのきっかけで爆発する可能性があるし、もちろんその逆もあるわけで、日本守備陣が序盤に押さえきれば試合途中で自信喪失――なんて事態も起こり得る。
シンガポールの守りは、体力的に見て、先のオマーンよりは劣る。高さもないし当たりも弱い。日本が圧倒的に優位だが、日本が苦戦するとしたら、コンディションの上がらない海外組のMF(中田、小野、中村、稲本)が、シンガポールの選手に走り負けること。海外組MFがもたもたしているうち、先述した、カスミルあたりにボールを奪われ、ゴール前に迫られ、シュートを打たれる場面をつくると危ない。シュートが日本のDFに当ってコースが変わり、GKが反応できないといった「事故」もあり得る。
もう一つ警戒すべきは、やはり、過労気味の海外組のFW陣(高原、鈴木、柳沢)が決定的場面でゴールを外し、時間が迫ってきて日本選手に焦りが生じる場面だ。アウエーだから大事に行こう、点を取られなければいいや、とボールポゼッションにこだわって勝負を避けると、日本が悪夢の引き分けを体験する可能性もある。
勝利への近道は、コンディションのいい選手をスタメンで起用することだ。彼らが積極的に勝負して、相手を混乱させれば、シンガポールの守備は崩れるしチャンスが広がる。日本がキープにこだわりスローな展開になればなるほど、ホームのシンガポールが有利になる。
日本がパワープレーを選択するつもりなら、先発でポストプレーのうまい鈴木、スピードのある大久保の2人の起用が合理的だが、大久保は代表から外れているので、おそらく、もう1人のFWは柳沢か高原だが、この2人が鈴木のポストプレーに反応できるかどうかが勝負の分かれ目になる。
シンガポールは、日本が5−0くらいで勝てる相手だが、くりかえすが、アジアのレベルは上がっている。帰化選手に引っ張られてシンガポール人選手が日本代表に厳しく行くと、フィットネスに問題がある、海外組がミスをする場面も起こり得る。
さはさりながら、日本がミスをしない限り、日本の勝利はかたいところだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


tram