職業婦人通信
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2005年10月03日(月) |
いま、会いにゆきます(前回訪問編) |
週末に 行ってきました ご挨拶 (七五調)
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実は、 相手のご両親に会うのはこれが2度目である。
前回(初回)はもう4〜5年ほど前。
--以下、前回の経過--
もちろん婚約のご挨拶なんてもんじゃなく 「おつきあいしてるコを紹介がてら実家に連れてきてみた」 というシチュエーションであったが 普段着でまんまとお邪魔した私は 腰を抜かした。
庭付きの瀟洒な一戸建て(某高級住宅街)、 吹き抜けの天井の高いリビング、 ウッドデッキにサンルーム、 見るからに高価そうな家具の数々、 流れるクラシック、 マイセンだかなんだか(年代物)の美しいティーセット。
ティーポットをリビングテーブルの上で アルコールランプみたいな専用の器具で あっためていたのだが そんなのを見たのも初めてであった。
その はいそさいえてぃ〜な雰囲気に 私はすっかり気圧され→緊張→そして萎縮し 手が震えて ソーサーの上でティーカップがカタカタと鳴った。
そして緊張のあまり、ご両親とはまったく会話が噛み合わず。 記憶も飛び飛びなのだが
主に 私の両親の仕事や 私自身の仕事や出自について尋ねられ まるで面接のような気分になって ますます緊張する羽目に。
仕事のことなどを色々聞かれている中で、 なんとなく給料の話になり、 「ホントに私の会社、お給料が安いのです」(事実) と言ってみたら、お母様に 「あら、それなら辞めたらいいじゃない?」 と、あっさり言われたので さらに萎縮した私はその後、ほとんど口がきけなくなった。
そしてお父様はしばらく一緒にお茶を飲んでいたが 15分後には私に興味を失ったのか リビングの向こうで本を読みはじめ その後の会話はないままに終わったのである。
1時間かそこらでお宅を辞去したが しばらくはショックから立ち直れなかった。
自分や実家の環境とちょっと違うお宅だったからって 何も自分を卑下することはなかったのに 雰囲気に気圧されて萎縮した自分が恥ずかしかった。
そんな私をさらに追いこんだのが その後、お母様から息子にかかってきた電話で 「あのコ(私のこと)、顔がおっきいわねぇ〜お母さんびっくりしたわよ」 と言ってるのを電話ごしに聞いてしまったという なんとも脱力的ショックな出来事であった。
うん、顔おっきいけどさ。 まぁ、その通りだけどね。 本人もけっこう気にしてるよ。うん、おっしゃるとおり。
青木さやかを見ると (アタシもテレビ映ったらこんな感じなのかなぁ)って心が痛むよ。
もちろんお母様は私に聞こえてるなんて 思っちゃいなかったんだろうし なんせったって事実だからねぇ。 私がそれを恨みに思う筋合いはないよ、うん・・・(泣きながら)。
それでも、当時の、今よりももう少し若くて自意識もあった私は なんだか激しく凹んでしまい それからというもの、相方の実家恐怖症に陥り 5年近くの間、1回も会うことなくここまで来てしまったのであった。
--以上、前回の経過--
とはいえ、我々が付き合いはじめてから 6年〜7年の月日が流れ
そんなら一緒に住むベぇかー、 ついでに籍も入れっぺかー、 じゃあまんずセオリー通り 互いの両親に挨拶すっかー
となり、
結婚することになった以上は 相手のご両親とも仲良く、というか円満な関係を 築いてゆきたいので 前回の失敗を踏まえつつも ここはひとつ腹を据えてご挨拶に行くしかない、 と悲壮な決意を固めたのだが
今回の訪問にあたって 私が手土産から着るものまで悩みぬいたのは 何しろ、この前回の時のショックが トラウマと化しており どういう感じでお伺いしたら良いものやら さっぱりわからなくなってしまったからであった・・・。
(続く)
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