職業婦人通信
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30歳独身女性として 負け組まっしぐらの人生を送っている私だが 先日、負け組女友達と酒を飲みながら 「はたして我々に子供を産む日はやってくるのか」 という議題で語り合っていたところ 友達が 「あたしはいつ何があってもいいように 基礎体温だけはキッチリ測ってるわよ」 と言い出した。
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ふーん・・・・ 基礎体温ねぇ・・・
私はいままで、婦人科系の病気とは 縁のない人生だったし 「子供を産む」という事態が 私の人生に具体性を持ったことは 一度もなかったので 基礎体温を測る必要を感じたことはなかった。
が、考えてみたら私の生理の周期はガッタガタで おまけに毎月PMSに悩まされているのだ。 いよいよ30歳になったことだし、 やはりここは正しい婦女子のたしなみとして 基礎体温を測ってみるのもよかろう。
しかし問題があった。 私は決定的に朝に弱い。
基礎体温とは、朝起き抜けに 横たわったままで計測し(トイレにも行っちゃダメらしい)、 その数字を記録しなければならないのだ。
果たして、こんなに朝に弱い私が そんなビッグプロジェクトを毎朝実行することなど できるのであろうか。
「測るだけならともかく、それを毎朝記録するなんて アタシにできるかしら」
と、友達に言ったところ コレを紹介された。
さっそく、体温計そのものに アラーム&記録機能がついているという それを購入したのだが、 使い始めてみるとなかなか便利であった。 (ただし星占い機能は無駄) これまでほぼ毎日、朝まで飲んでた日をのぞけば 欠かさず計測している。
というわけで、計測をはじめてから数か月が経過したのだが どうも私の基礎体温グラフはおかしい。
基礎体温のグラフとは、超簡単に言えば 低温期と高温期の二層に別れるグラフになるはずなのだが 私のは毎月ガッタガタのギッザギザなのである。 高温も低温も中温もなにもありゃしないのだ。
「これは・・初めての婦人科へ行くべきかしら・・」 と真剣に悩んでいたのだが、
この「やけに不安定な基礎体温」の原因は 意外なところにあった。
朝に超弱い私は、
体温計のアラームで起こされる ↓ 眠いまま体温計を口に入れる ↓ 二度寝する ↓ 二度寝の最中に口をあいて寝る ↓ よだれとともに体温計が流出 ↓ そのまま計測終了
という、誤った計測方法を (本人はわかってないけどおそらく) しばしば行っていた模様なのである。
毎日よだれは垂らしていないと思うが、 口から体温計が外れていたことは そういえばよくあったような気が・・・。 (寝ぼけてるからよく覚えてないけど)
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このことが発覚したのは ある日、珍しく隣で目を覚ましていた相方が 一部始終を目撃したからで、
相方は 「よだれとともに体温計が流れていくんだよねー。 おかしくてさー。なんていうかね、もう笑っちゃってオレ・・・」 と、鬼の首でもとったかのように嬉しげに、 腹を抱えてゲラゲラ笑いながら報告してくれた。
おかげさまで 体温がガタガタになる理由がわかったのはありがたいが、 彼女のことを大笑いしやがった罪により、 相方には硬めのゲンコツを 一発お見舞いしておいたことを付記しておきたいと思う。
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