非日常空間

2003年03月28日(金) 続き

日々空間の文章続き・・・
読みたくない人は読まないように。鬱状態風渡です(五文字熟語)

泣きたいし、逃げたいんだろうと思う。
辛いし、もう辛いって思いたくもないんだろうと思う。
人様の役に立ちたいくせに、人様にご迷惑をかけっぱなしで。
もう駄目だなあ、と本気で思う。

壊れちゃえば、いいんだよね。
いなくなったら、誰にも気づかれずに消えてしまえたら。
風みたいに。

出口無い迷路の中、みんながどんどんと出口を探し当てて消えていって、そして独りになる。
泣き喚いても大声で叫んでも、何処までも何処までも走っても、見つからない。
出口は。
独りになったら絶対見つからない。

でもいつか、迷路に座り込む。
(自分がいなくなったらみんな、困らなくなる)
(みんなはちゃんと迷路を出られたんだから)
自分はここにいようと。
誰にも迷惑かけない、迷路の片隅。
絶対出られない、迷路の片隅。
上を見上げても空は見えず。
下を見ても、土の感触は無く。
それでも、ここにいたら。
(誰も、泣かせることは無い)
(自分のせいで、泣く人がいなくなる)
(きっとみんなの為だから)
言い聞かせて、ぐっと唇を噛む。
泣いても、誰も来ないなら。泣くだけ無駄になるから。
堪えて堪えて、全てを封じ込めて、そして壊れていく。

きっとそれが望みかもしれない。


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風渡 春 [めいる] [風渡空間]

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