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■ もう傷付きたくない
もう傷付きたくない。 人の顔色を伺ってビクビクするのは嫌だ。
だから彼に対して心を閉ざし、甘えるのをやめた。 すると傷付かないかわりに、気持ちはどんどん冷めていくのだった。
表面的にはそれほど変わらなかっただろう。 ただ、Hくんのメールを読む度に、幸せなそうな二人が羨ましくなり そのうちメールの返事が書けなくなってしまった。
彼に問われて、ひとつ話してしまうと、それまで言えずにいたことが 堰を切ったように次から次へと溢れ出した。
彼は「話してくれてありがとう」と言った。 私はすっきりするどころか、ひどい自己嫌悪に陥り、話したことを後悔した。
「ごめんなさい」
泣きながら、やっとの思いでそれだけ言うと 私は電話を切った。
2003年09月13日(土)
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